近鉄小劇場でそとばこまち「猿飛佐助」を見た。安田光堂脚本による辰巳琢郎座長時代の代表作を現座長の小原延之が演出し上演した。1時開演だが相当に遅れてしまい普通だったら諦めるところなのだが、無理を言って途中入場させてもらった。新生そとばこまちがこの芝居をどのように上演しているのかが、どうしても見たかったからだ。この舞台は見たことはないが、この当時のそとばこまちは見たことがあって、今回の舞台に思わず笑ってしまった。似ている。新人っぽい女の子たちによるどう見てもうまいとは思えぬ群舞であるとか(笑い)、これは脚本どおりなのだろうが、なんともいえないゆるーい笑いとか……。