「悲劇喜劇2006 3月号」(早川書房)を読了。
特集は私もアンケート*1に答えた「2005年演劇界の収穫」。戯曲「衛兵たち、西高東低の鼻を嘆く」(土田英生)が収録。世間的にはやはり二兎社「歌わせたい男たち」(永井愛)なんだなと再認識。朝日舞台芸術賞も受賞したみたいだし。ただ、今年はポツドール「愛の渦」を私以外にも2人の選者(七字英輔、江森盛夫)が選んでいて、去年のチュルフィッチュのようにまったく浮いてる感じでもないのが、嬉しいようなそうでもないような複雑な気分。というか、この顔ぶれだとポツドール見ている人も限られている。逆に「歌わせたい男たち」は内容を聞いてみると私としては「うーん」という感じで疑問も残るのだが、見ていないのでなんともいいようがない。今年の収穫に登場している蜷川も見ようと思ったのもあるけれど、チケットがとれなくて諦めているので*2ので、一般の人(劇評家も含めて)との間の見ているものの乖離はどんどん激しくなってきている(笑い)。とはいえ、要するにこれは見たいもののズレでもあるから仕方ない。