下北沢通信

中西理の下北沢通信

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TOKYOIDOLFESTIVAL(スタプラ3日目以外のアイドル、アーカイブ含む)

TOKYOIDOLFESTIVAL(スタプラ3日目以外のアイドル、アーカイブ含む)

今年の TOKYOIDOLFESTIVALにはももクロが10年ぶりに参加したこともあってか、スターダストプロモーション所属のアイドルグループが勢ぞろい。タイムスケジュールでもそれだけを見ているとほとんど埋まってしまう状態で、他のグループのアイドルはあまり生配信時には見ることができなかったが、後日アーカイブなどでライブ映像を一部見ることができた。その中で注目したグループについていくつか感想を書きたいと思う。
 この日スタプラアイドルと並んで注目していたのがZOCのパフォーマンスである。いいらしいという評判を各所から聞いていたし、最近avexとメジャー契約したばかりで、まだ見たことがなかったので、どんなパフォーマンスをするのかが気になっていたからだ。
 プロデューサーで楽曲提供もしているうえにメンバーの一員でもある大森靖子のライブは中継などで何度か見たことがあるので、その辺りからライブの方向性を予測していたのだが、大森だけでなく他のメンバーも歌がうまくて、驚かされた。元スマイレージの巫まろも参加しているので彼女がうまいのは当然ともいえるが、ほかにもけっこう歌える子がいて、WACKのグループなどと重なるようなイメージでいたらTIF向けに「アイドル・ソング」などを持ってきた選曲もあるとは思うが、意外とアイドルっぽいのでそれもびっくりした。
 ラスト、5曲目の『A INNOCENCE』がアカペラで披露されたことにも驚かされた。この曲にはこのTIFにかけるZOCの意気込みが込められていたと思う。特に歌は激しく乱れ、音程も狂うのでそのことをああだこうだ言っていた人たちもいたようだが、魂の歌唱だったと思う。 

BiSH Live at Tokyo Idol Festival TiF 2020.10.04
 スタプラ勢がトップのももクロをはじめ、今年のTIFに対し超本気を感じさせたのに対し、BiSHをはじめとするWACK勢はどうだったのだろうか。配信当日はスタプラ勢とスケジュールが重なっていたこともあり、いくつかのブロックをつまみ食い的に見ることしかできなかったが、このTIFにかけての乾坤一擲のパフォーマンスという風には見えずファン向けのお楽しみ的なイベントとしてこれを使ったようにしか見えなかった*1

DA DANCE
PARADISES「YEAH!!」
I Am Me.
WAggの素晴らしき世界
アイデンティティ (Identity)
MONSTERS
BiSH-星が瞬く夜に- (BiSH-Hoshi ga matataku youruni)

 BiSHを覗いてみたら全然知らない歌を歌っていたので、私が最近フォローできていないだけでこういう曲もあるのかとも思ったがどうやらこの時はWACKの後輩グループの曲を歌っていたようだ。「MONSTERS」「BiSH-星が瞬く夜に- 」*2と続く、最後の2曲は持ち直しているようだが、BiSHの場合どうも配信ライブだと本来のポテンシャルを出し切れていないように思えた。こちらの有観客時のパフォーマンス*3。と比較すれば一目瞭然である。
 BiSは現体制になってからは初めて見た。BiSという名前だけどこれはもう前に存在していた同じ名前のグループとは完全に別物だなと思った。正直言ってまだ子供にしか見えないのだけれど、歌唱力のあるメンバーが複数いるので今後どういうグループになっていくか楽しみである。とはいえ、おかしな歌詞の歌を歌わされていても*4正直言って今はまだやらされている感が強い。本人たちはどんな感じなんだろう。童顔なだけで全員本当は二十を超えているということはないよな。

26時のマスカレイド マスカレイドは眠らない「HOT STAGE TOKYO IDOL FESTIVAL オンライン2020」
当日はスタプラ中心の観戦となってしまったが、ネット上の感想などで気になったので初めて見てみて、かなり気にいってしまったのが、24時のマスカレードニジマス)である。容姿はかなりかわいい方だと思いはするのだが、そういうだけならば他にも幾多いるので、どこが気にいったのかというのを説明するのが、難しい。あえて言えば癒しであろうか。ももクロエビ中の影響が大きいためか、スタプラのアイドルたちがいずれも全力さや必死さが目立つ。ZOCやWACKもスタダと方向性は違うが、ぎりぎり感があるのが魅力だろう。そういう後で、彼女らのパフォーマンスを見ると何かぼっこりしてくる。上の映像などアーカイブの映像で最初に見た時には何を振っているのだろうと思っていたのだが、よくよく見るとニジマスのソフビフィギュア(?)のようなものを振り回している。ファンがネギを振っていたNEGICCOの系譜かなとも思うが、それ以上にバカバカしくて思わず笑ってしまうが、コロナ禍でタオル曲を振り回せない現状には相応しいグッズかもしれない。

26時のマスカレイド COLORS SKY STAGE TOKYO IDOL FESTIVAL オンライン 2020

26時のマスカレイド [ 26ji no Masquerade ] TOKYO IDOL FESTIVAL 2019 Hot Stage Day 2 FULL


日向坂46 live overture キュン ドレミソラシド ライブ

【ドレミソラシド】日向坂46 [x2] TIF2020

*1:本当は何か特別な意味があったのかもしれないが、ちょっと見にはそう見えてしまったということだ。

*2:「BiSH-星が瞬く夜に- 」はTIFでは歌いなれているからというのは冗談だとしても。

*3:www.youtube.com

*4:最後の曲「thousand crickets」に至っては歌っていない