下北沢通信

中西理の下北沢通信

現代演劇やコンテンポラリーダンス、アイドル、ミステリなど様々な文化的事象を批評するサイト。ブログの読者募集中。上記についての原稿執筆引き受けます。転載依頼も大歓迎。simokita123@gmail.comに連絡お願いします。

居留守『ふるえる。』@三鷹SCOOL

居留守『ふるえる。』@三鷹SCOOL

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日程

12月2日(木) ー 12月5日(日)
12.2(木)19:00-※
12.3(金)14:00- / 19:00-
12.4(土)14:00- / 19:00-
12.5(日)14:00-

※=ポストパフォーマンストーク:山﨑健太さん(批評家)

料金

前売り 2,500円 / 当日 3,000円(全席自由)


12.2 - 19:00※
12.3 14:00 19:00
12.4 14:00 19:00
12.5 14:00 -
受付開始/開場:開演の30分前
上演時間:約60分



▶︎ 点 数 の 低 い 人 か ら
R e ・ e d u c a t i o n c a m p へ g o o f f
さ れ ま す ! !
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_相模原障害者施設殺傷事件や、政治家の「LGBTには生産性がない」という発言など、マイノリティを排除する社会への危機感を出発点に、複数の形式の異なったテクストをサンプリング・リミックスし2019年に上演した演劇作品『ふるえる。』をYPAMフリンジで再演します。
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Q :「あなたは権利を主張する前に義務を果たすべきだと思う」、「あなたは帰国期限を過ぎて入国したことがある」。様々な基準が指し示すマジョリティとしての人間像、それらに何らかの形で該当しない登場人物たちは、『ウイグル人得点表』やネットの『性格診断テスト』からなるそれらの“尋問”への返答を誤り、“社会”から排除され、舞台に設置されたテーブルの上から地面へと転がり落ちていく。
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_ある時はコンビニのアルバイト店員の心情、またある時は性的マイノリティとして拘束された学者の物語、そして自己責任に関する新聞記事や80年代のTVCM…。様々な他者の言葉たちが俳優の身体に異物として蓄積し、自ら発した言葉たちの微細な振動によってその身体は徐々に変化していく。観客の視覚と聴覚もまた俳優のそれと同様に総動員され、デスコードによって意味を離れた声そのものが音の震を通して観客の身体に感染していく。作家の固有名詞を超えた無数の匿名の叫びが劇場全体にこだまする–––。

【予約】
https://peatix.com/event/3058678

【クレジット】
演出・構成:山崎 恭子
演奏・リミックス:gen seiichi
サウンドマテリアル:中川 裕貴
振付:大谷 悠
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出演:佐々木 峻一(努力クラブ)、竹ち代 毬也、重実 紗果
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スタッフ
照明:杉本 奈月(N₂/青年団
音響:林 実菜
制作:菊地 しずく
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主催:居留守
助成:公益財団法人全国税理士共栄会文化財団、京都芸術センター制作支援事業
※本公演はYPAMフリンジ2021参加公演です