『しおこうじ玉井詩織×坂崎幸之助のフォーク村』第132夜「スタプラ大好ききくちさんまつり」＠フジテレビNEXT
今回のフォーク村には私立恵比寿中学をメインにスターダストプラネット（スタプラ）の後輩たちが大挙して出演、いくつかの名演を含んだ回となった。とはいえ、なんといっても思わず快哉を叫んだのはてんかすトリオのオリジナルメンバー柏木ひなたを含むCROWN POPの三田美吹、いぎなり東北産の桜ひなのというともにひなた推しの歌うまメンバーによって披露された「永遠のトリニティー」であろう。楽曲自体はひなたが自分のソロコンで披露していたことがあるようだが、３人編成による歌唱はこのグループのセンターポジションだった有安杏果がスタダを離脱して以来封印されたような形になっていた。ここでこの３人に歌わせたのは当初のメンバーで唯一スタプラに残っているひなたが、今年いっぱいでのエビ中からの転校（卒業）を発表していることから、既成事実を作ることでこの歌を後輩たちに引き継ぎたいという思いがあったのだろうと思う。
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その思いにこたえて三田美吹はもともと有安が担当していた歌割りを担当して、自分本来の自分の歌唱分を歌った柏木ひなたに肉薄するような歌いっぷりをみつけたのに改めて感心させられた。一方でこういう言い方をすると東北産のファンの反感を買いそうだが、東北産の歌姫として知られている桜ひなのでさえ、残りのふたりと比較した時にまだまだ差があるのだというのも感じた。本人的にも自分の歌に納得が言ってない様子だったが、その若干悔しそうな表情にまだまだ伸びしろがありそうなところを感じたし、ひなたがグループを去る前にこういう貴重な機会をもらえたというのはこれからの桜にとっては非常に大きな経験となったのではないか。私の希望としてはひなたがエビ中にいる間にAMEFURASSHIの３人（愛来、鈴木萌花、小島はな）が彼女とわたりあう場面も見てみたいと思った。
私立恵比寿中学はメインのゲストとして新アルバム「私立恵比寿中学」収録の「ハッピーエンドとそれから」「Anytime,Anywhere」を披露。きちんとした形でエビ中のパフォーマンスを見るのは昨年末のワンマン以来のこととなったが、新メンバーが一層の成長を見せて、特に桜木心菜が歌割りも増えて、先輩たちと遜色のない歌声を発揮しているのに驚いた。以前は自ら「苦手」と言っていた歌への意欲も増しているようで、この日はソロでの歌唱のチャンスがなかったこともあり、次に出た時にはソロで歌いたい、しかも八代亜紀の「舟唄」を歌いたいといいだしたのにはびっくりさせられた。
他ではまずできないフォーク村スペシャルを感じたのはアカペラによる「手をつなごう」。これは本当によかったし、ここでもエビ中メンバーの歌唱力の高さと新メンバーがしっかりと歌を歌えていることが確認できた。
セットリスト
M01：七色のスターダスト (オールキャスト／スタプラ)
M02：ハッピーエンドとそれから (エビ中／エビ中)
M03：Anytime,Anywhere (エビ中／エビ中)
M04：手をつなごう (オールキャストアカペラ／エビ中)
M05：夢は何千回も逃げていく (スタプラU-15／歌馬之介)
M06：悲しくてやりきれない (星名美怜／ザ・フォーク・クルセダーズ)
M07：ひこうき雲 (安本彩花／荒井由美)
M08：ジョニィへの伝言 (真山りか／高橋真梨子)
M09：傘がない (小林歌穂／井上陽水)
M10：永遠のトリニティー (柏木＆三田＆桜／てんかすトリオ)
M11：紅の詩 (柏木＆三田＆桜／エビ中)
M12：DONOKOにするの？ (ほのさきちぃ／堀越ダイナマイツ)
M13：スナップショット (星名美怜×桜木心菜×小久保柚乃／chee's)
M14：チュートリアルな恋 (ほのさきちぃ／ほのさきちぃ)
M15：The Night before your Birthday (しおこうじバンド／ビートルーズ)
M16：WOW WAR TONIGHT (榊原暁＆ブリトラ／H Jungle with t)
M17：全部抱きしめて (村長／吉田拓郎)
M18：僕らの音楽オープニングテーマ (竹上／武部聡志)
M19：歌はどこへ行ったの？ (オールキャスト／公式ソング)
オトナゲスト
私立恵比寿中学秋本帆華/清井咲希/高井千帆
三田美吹/桜ひなの
柳美舞/青山菜花/久保歌恋ダウンタウンしおこうじバンド
宗本康兵音楽監督
加藤いづみ/佐藤大剛/竹上良成/やまもとひかる//村石雅行ゲストミュージシャン
小幡康裕(コアラモード.)
榊原暁(The Voices of Japan)
