下北沢通信

中西理の下北沢通信

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「団菊祭五月大歌舞伎 昼の部」@大阪松竹座

昼の部

一、摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)
  合邦庵室の場

            玉手御前  菊之助
             俊徳丸  時 蔵
             浅香姫  梅 枝
             奴入平  團 蔵
            母おとく  東 蔵
            合邦道心  三津五郎


二、歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)
           武蔵坊弁慶  團十郎
           富樫左衛門  菊五郎
            亀井六郎  家 橘
            片岡八郎  権十郎
            駿河次郎  高麗蔵
           常陸海尊  秀 調
             源義経  藤十郎


三、天衣紛上野初花
  河内山
(こうちやま)
           河内山宗俊  三津五郎      
           松江出雲守  錦之助

 「摂州合邦辻」*1の玉手御前を菊之助が熱演。この玉手御前と俊徳丸の話は歌舞伎、文楽以外にも蜷川幸雄演出の舞台でも知られる。最近では京都に本拠を置く若手劇団「木ノ下歌舞伎」が上演したのも記憶に新しい。歌舞伎のバージョンを見たのは初めてであるが、やはり、いくら歌舞伎とはいえ、この話の終わり方は相当無理があるのではないだろうか。 

*1:文楽「摂州合邦辻」のレビュー http://d.hatena.ne.jp/simokitazawa/20050804