@静岡 舞台芸術公園 野外劇場「有度」 (2015/4/29,5/3,6 3ステージ)
http://www.spac.or.jp/
演出:宮城聰 作:唐十郎
照明デザイン:樋口正幸 音響デザイン:金光博昭((株)三光)
衣裳デザイン:畑ジェニファー友紀 装置デザイン:村松厚志
舞台監督:林哲也 演出部:神谷俊貴 照明操作:小早川洋也
音響操作:坂田ゆかり ヘアメイク:梶田キョウコ
英語字幕翻訳:エグリントンみか、アンドリュー・エグリントン
英語字幕操作:片岡佐知子 制作:内田稔子、板垣朱音
製作:SPAC-静岡県舞台芸術センター出演:
六条、アオイ:たきいみき
光一 :永井健二
是光 :奥野晃士
看護婦 :三木美智代
老人 :三島景太
青年 :春日井一平
患者1 :若宮羊市
患者2 :石井萌生
患者3 :吉見亮
患者4 :木内琴子
患者5 :武石守正
母 :木内琴子
弟 :吉見亮
駐車場係員 :武石守正
不動産屋 :牧山祐大
もう一人の駐車場係員:宮城聰
2009年7月にほぼ同様のキャストによって上演された唐十郎作品を6年ぶりに再演した。再演ではあるが、六条、アオイの2役を演じたたきいみきが6年前とは堂々たるヒロインぶりを演じ、女優としての成長を感じさせた。たきいみきと言えば「夜叉が池」が当たり役だったが、この「ふたりの女 平成版」でもそれに劣らぬ貫録をみせた。
ク・ナウカ時代からの俳優がどうしても見慣れていることもあり、たきいなどは「夜叉が池」の姫の可憐な印象もありどうも若手の印象があったのだが、この日の演技を見れば「ファウストと呼ばれた男」の美加理と甲乙つけがたいほどで今やヒロインとして2枚看板の座を確実にしたといえるかもしれない。