作・演出:玉田真也 舞台美術:濱崎賢二(青年団)照明:井坂浩(青年団)
音響:池田野歩 宣伝美術:小西朝子 衣裳:正金彩(青年団)
制作:杉浦一基、小西朝子 ドラマトゥルク:木下崇祥
総合プロデューサー:平田オリザ 企画制作:青年団、(有)アゴラ企画・こまば
アゴラ劇場 主催:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
出演:
前原瑞樹:石川
野田慈伸[桃尻犬]:斎藤
木下崇祥:浅井
山科圭太:細川
近藤強:小川菊池真琴:麻央
郄田郁恵:沙織
長井短:文
森岡望:洋子玉田真也:店員
ある大学生サークルのカラオケボックスでの一夜を描いた群像会話劇の秀作。透明な壁越しに覗きこむような感覚といえば以前は平田オリザの作品についていわれ、その後、ポツドールの三浦大輔がその解像度をアップデートしたが、玉田の描きだす世界はより微細に構築されながら、より無意味な世界。いたたまれなさ、馬鹿馬鹿しさに思わず笑ってしまうのだが、誰もが自分の青春時代に思いをはせ、「あるある」と思いをはせる。