映画「ちはやふる 結」@シアタス調布
映画「ちはやふる」の完結編。千年以上も前の歌合せで起こった出来事が、巡り巡って現代のカルタに青春をかける若者たちの運命に、すべてが最後の場面につながる伏線のようになっているということにラストを見て初めて気がつき感嘆した。どこまでが原作が描き出しているもので、どこからが映画版の工夫なのかは再確認してみないと分からないのだが映画の「結」の副題に納得した。
しのぶれど 色に出でにけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで
平兼盛(40番) 『拾遺集』恋一・622
恋すてふ(ちょう) わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひそめしか
壬生忠見(41番) 『拾遺集』恋一・621