KARAS アップデイトダンスシリーズNo.51「青い花」@カラス・アパラタス B2ホール
2018年5月17日(木)~25日(金)
東京都 カラス・アパラタス B2ホール
ドイツ、ロマン派の詩人・作家であるノヴァーリスの小説「青い花」に着想を得て創作される、勅使川原と佐東利穂子によるデュエット作品。
勅使川原三郎は「ピグマリオン」「シェラザード」「白痴」「ペトルーシュカ」など最近は原作ものをやることが増えているけれど、そうした作品の多くが演じるべきキャラクターを原作に拠っているのに対し、今回の「青い花」はより抽象的で作品は原作からのイメージそのものの具現化となっている。
音楽も具体的な曲名は分からないのだが、歌曲(宗教的な歌曲)と室内楽などクラシックが主体だが、それゆえ、ダンスを見ているとそれで何かを表現しているというよりはやはり勅使川原が原作に感じたイメージそのものをダンスの動きの中に託そうとしていて、抽象度が高い。とはいえ、そういう中に最初は時計の音、雨の音、
佐東利穂子が素晴らしい。
- 作者: ノヴァーリス,青山隆夫
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1989/08/16
- メディア: 文庫
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