平倉圭 × 大谷能生 × 山縣太一「俳優の身体には何が宿るのか?」@ゲンロンカフェ
──『身体と言葉:舞台に立つために 山縣太一の「演劇」メソッド』刊行記念イベント
【イベント概要】
オフィスマウンテン主宰・山縣太一氏と、
音楽家/批評家の大谷能生氏による共著『身体と言葉』が2019年5月15日に発売される!その刊行を記念して著者両氏に加え、これまで山縣氏の身体に注目し続けてきた、
平倉圭氏を交えて、「俳優の身体」に迫るトークイベントをゲンロンカフェにて開催いたします。山縣氏は、2000年代に日本の現代演劇シーンを牽引してきた劇団「チェルフィッチュ」のメンバーとして、
『三月の5日間』をはじめ多くの作品に出演、活躍し、その後自身の演劇ユニット「オフィスマウンテン」を始動しました。
「オフィスマウンテン」では自身の演劇作品を上演するほか、
独自のメソッドを伝えるワークショップも数多くおこなっており、
国内の若手俳優、また舞台研究者らにも大きな影響を与えています。トークでは、山縣氏とともに数々の創作をおこなってきた大谷氏と、
本人以上に山縣氏の身体を観察してきた平倉氏が「俳優の身体」を徹底解剖!
身体と言葉の可能性から、演劇の可能性を追及し、俳優の身体には一体、何が宿るのかを探ります。ぜひ会場で、その身体に注目しながら、ご参加ください。
きょうのゲンロンカフェは刺激的な内容だが、密度が濃すぎて咀嚼にはなかなか時間がかかりそう。
著書の「身体と言葉:舞台に立つために 山縣太一の『演劇』メソッド」についてはすでに一度目を通していた。内容はこれまであまり他の人が論じていないことが多く、刺激的なものだったが、一読しただけではその真髄に触れられたとはいえないほど多岐にわたっている。
実はうかつなことに正式な書名が「身体(ことば)と言葉(からだ)—舞台に立つために 山縣太一の『演劇』メソッド」と身体(ことば)と言葉(からだ)と読み方と表記を入れ替えているということにさえ気がついてなかった。
この日のトークはただ著書を読んだだけでは意味合いが分からない、山縣特有のこだわりがいくつも浮かび上がってくるような内容で、これを踏まえてもう一度本を読み返してみたいと思った。
特にこの日のトークの最後の方で出てきた「ダンス(や身体所作)において言葉との関係は重要だが、それは意味ということじゃない」というのが面白かった。
身体(ことば)と言葉(からだ)?舞台に立つために 山縣太一の「演劇」メソッド
- 作者: 山縣太一,大谷能生
- 出版社/メーカー: 新曜社
- 発売日: 2019/05/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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