下北沢通信

中西理の下北沢通信

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@JAM the Field vol.18@ LIQUIDROOM

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CROWNPOP
アップアップガールズ(仮)
26時のマスカレード
まねきケチャ

CROWNPOPを見るために配信チケットを購入したのだが、この日見た4グループはそれぞれ方向性の違いはあれ、ライブアイドルとしての実力はあると感じた。CROWNPOPは現在スターダストプラネットの中ではももクロ、たこ虹、アメフラっシと並んで注目してるグループだ。以前はボーカル&ダンスグループという形態を取り、ツインボーカル、4人のダンサーという構成だったのだが、最近は歌割りにもともとボーカル担当だった二人(三田美吹、里奈)以外のメンバーも歌うことが多くなり、さらには最近山本花織の離脱で5人になったのだが、その5人のバランスがからりよくなっていて、魅力的なグループとなりつつある。
どうしても、ももクロファンからという目線になってしまうのだが、もともとダンスを武器と捉えて前面に押し出してきていただけにダンス担当だった二人が歌唱でもセカンドエース的な立場に成長しかけていることで、ももクロの5人時代のような最高のバランスに近づいていくことが可能なのではないかと思った。
とはいえ、このグループの人気浮上のカギを握るのは雪月心愛の存在かもしれない。バラエティートークで実力を発揮し、ライブではメインダンサーと煽りを担当してきた山本花織の卒業で、その役割をグループは雪月心愛の成長に託そうとしているのではないかと思う。TIFの裏トークチャンネルに彼女を押し込んだのはそういう狙いであろうし、ライブの煽り担当やMCも担当する彼女は年齢の若さも相まって、早見あかりが脱退した後の佐々木彩夏を思わせるし、
運営としてもそれを期待してのことだと思う。意外とおじけづかない性格には似ているところもあるし、歌唱の幼さはあるのだが、どういう風になるかが楽しみだ。
 
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