下北沢通信

中西理の下北沢通信

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喜界島のサンゴ礁について 学際的研究の一環としての演劇上演 喜界島サンゴ礁研究所「ユラウ」@こまばアゴラ劇場

喜界島サンゴ礁研究所「ユラウ」@こまばアゴラ劇場


平田オリザはかつて石黒浩研究室(大阪大学)と一緒のロボット演劇についての共同プロジェクトを手掛けた事例があったが、「ユラウ」は鹿児島県の喜界島とそこでサンゴ礁研究により、地球規模での気候変動解析と未来予測に取り組んでいる喜界島サンゴ礁研究所との共同プロジェクトの一環として手掛けられた演劇作品である。

作:宮崎玲奈 演出:山下恵実
喜界島サンゴ礁科学研究所と青年団による共同プロジェクト。
2021年より平田オリザ監修のもとプロジェクトが始動。青年団所属の劇作家・宮崎玲奈と演出家・山下恵実が、喜界島喜界島科学研究所のもつ研究データ、喜界島でのフィールドワークの結果をもとに制作した演劇作品「ユラウ」を上演します。

ガジュマルの木の下で、何かを待っている人が一人。
行ってほしくない人、行ってしまう人、忘れる人、忘れたくない人。
待っている人は、今いる場所の話をはじめるが、それは今の話かどうか、定かではない。
こことは一体どこで、わたしたちはどこへ向かっていくのか。

喜界島サンゴ礁科学研究所
喜界島サンゴ礁科学研究所は、世界でも稀少な隆起サンゴ礁で形成された喜界島にある日本で唯一のサンゴ礁研究に特化した研究所です。「100年後に残す」を理念とし、国際的なサンゴ礁研究拠点として、地球規模での気候変動解析と未来予測のために必須である一次記録を次世代に残すための事業を展開しています。また将来の人と地球環境の持続可能な発展を目指し、次世代のグローバルリーダーの育成と、サンゴ礁と社会を結ぶプラットフォームとしての役割を担い活動しています。

共同プロジェクト
2021年9月より青年団との共同プロジェクトを始動。
2022年8月に研究者や演出家、建築家など多様な専門家が喜界島で合同フィールドワークを実施し、島民への聞き取り調査を基に、各分野の視点から島の学術的、文化的価値について議論を重ねました。青年団所属の劇作家・宮崎玲奈、演出家・山下恵実と共にフィールドワークの結果を基に制作した新しい演劇を上演し、観劇者と研究者、様々なステークホルダーと共に未来に向けて対話する場を創造します。


喜界島サンゴ礁科学研究所、2022年『ユラウ』喜界島公演

出演
出演:根本江理 南波 圭 林 ちゑ 伊藤 拓(以上、青年団
解説:渡邊 剛(北海道大学

スタッフ
空間設計:渡辺瑞帆(青年団
照明:中山奈美
音響デザイン:SKANK/スカンク(Nibroll
舞台監督:鐘築 隼
制作:半澤裕彦(青年団
監修:平田オリザ