「有安杏果 Jazz Note 2024」第2部@ビルボード東京
アンコールの1曲が有安杏果作詞作曲の「サクラトーン」*1の英訳ジャズ編曲バージョンで最後の最後に歌詞の一部だけを原曲の日本語で歌った以外は全曲が英語、しかも有安杏果作曲の新曲2曲以外はすべてジャズのスタンダード楽曲*2を並べたセットリスト。バンドのトリオのインプロも交えた掛け合いもあり、それに杏果も参加していかにもセッションという場面も数多く入るなどちょっとジャズやりましたというものではない本格的なジャズの公演であった。
杏果はこれまでソロになって以降、ギターやピアノの弾き語り、自ら作詞作曲したオリジナル曲の披露など様々な音楽活動を見せてくれていたが、やはり最大の魅力はそのボーカルであって、そういう意味でそれに全振りして一流のミュージシャンとやりあった時にどんなものを見せてくれるのかをはっきりと示してくれたのが今回の「有安杏果 Jazz Note 2024」だったといえるだろう。ジャズシンガーとしては若干の生硬さや若さがあるというのは否定することはできないけれどビルボード東京という場所に位負けすることはなく、上々のデビューだったのではないかと思う。
有安杏果(Vo)
大林武司(Pf)
小川晋平(Ba)
Alon Benjamini(Dr)
「有安杏果 Jazz Note 2024」2024年2月14日 Billboard Live TOKYO 1stステージ
01. Social Call
02. I Wish I Knew
03. Bye Bye Blackbird
04. Embraceable You
05. How High The Moon
06. I Got Rhythm
07. It Might As Well Be Spring
08. Tsuki Talk
09. Regeneration
<アンコール>
10. Sakura Tone