流山児★事務所2024年夏公演 叛乱のオペラ~喜劇阿部定1936~@Space早稲田
原作⦿岸田國士「風俗時評」、佐藤信「喜劇阿部定」、伊藤裕作「短歌阿部定」ほか
構成・脚色・演出⦿流山児祥
音楽⦿諏訪創
振付⦿小林真梨恵(waqu:iraz)2024年
7月20日(土)- 28日(日)Space早稲田
流山児★事務所は昨年、アングラ・小劇場の原点回帰に向けた実験的公演として、公募メンバーと共に『瓦礫のオペラ~戦場のピクニック~』を上演、高い評価を得ました。
戦争と人間の根源を探る「オペラ」シリーズ第二弾は、70年代アングラの傑作=佐藤信の『喜劇阿部定』、現代演劇の父=岸田國士が1936年に書き下ろした『風俗時評』をテキストに1936年(昭和11年)のニッポンを描きます。
『風俗時評』は、2・26事件前夜の、日本人のありようと戦争への道を炙り出す風刺劇。『喜劇阿部定』は、2・26事件の3か月後。愛人の性器を切り取った阿部定事件をモデルに、権力を去勢する危険な愛を描く音楽劇です。
エロスとテロルの濃密な「昭和の劇」を、異世代の俳優たちとのコラボレーションで創造します。
あらすじ
舞台は1936年のトーキョー。ある部位が突然痛みに襲われる奇病が発生するシーンからこのドラマは始まる。
やがて病院、警察、家庭と奇病は日本中に蔓延。未曾有の叛乱二・二六事件、阿部定事件が勃発、「戒厳令」が施行される。そんな昭和十一年の様々な庶民のありようを「虚実綯い交ぜ」にして送る音楽劇。
◆スタッフ◆
【企画協力】伊藤裕作
【美術】塩野谷正幸
【演出助手】伊藤弘子
【照明】橋口佳奈
【音響】鈴木麻理
【舞台監督】杜江良
【衣装】伊藤弘子 山川美優
【舞台写真】横田敦史
【宣伝美術】春はるか
【制作】出田君江