下北沢通信

フェスティバル/トーキョー「パレスチナ、イヤーゼロ」@東池袋あうるすぽっと

フェスティバル/トーキョー「パレスチナ、イヤーゼロ」@東池袋あうるすぽっと



○作・演出:イナト・ヴァイツマン
○出演:ジョージ・イブラヒム、ガッサーン・アシュカル、
アムジャド・バドル、ハウラ・イブラヒム

○主催:フェスティバル/トーキョー
破壊されているのは何か。一面の瓦礫が語りだす、パレスチナの現在地、イスラエルで活躍する女優で人権活動家でもあるイナト・ヴァイツマンの作・演出、『羅生門|藪の中』(F/T14)でも来日したパレスチナの劇団、アルカサバ・シアターの主宰ジョージ・イブラヒムの主演で、昨年初演された話題作が、早くも東京に上陸する。
 舞台は、イスラエル当局に破壊された家屋を調査するパレスチナ人鑑定士の事務所。事例ごとに並べられたファイルが、一つひとつ、ひっくり返されていく。被害時の状況や調査でのやりとり……俳優たちが入れ替わり立ち替わり、時にはユーモアさえ交えて再現するのは、どれも実際に起こった出来事だ。数々の破壊行為の惨状は、本国(アッコ演劇祭)での初演時にも大きな反響を巻き起こし、台本をめぐる文化省の事前検閲との攻防も話題を呼んだ。
 劇が進行するにつれ、舞台面に広がり、積み重なっていく資料=瓦礫の山。かつて考古学を志した鑑定士の目に映る荒廃に、私たちはどんな暮らしや文化の痕跡、歴史を見出すだろうか。
F/T17公式サイトはこちら→http://www.festival-tokyo.jp/17/program/inato_yearzero/

パレスチナのことを描いた演劇だからパレスチナ人の作品だと見る前には勘違いしていたのだが、反体制派とはいえイスラエル人なのだということにいろいろ考えさせられた。なお、劇団はパレスチナの劇団である。