下北沢通信

うさぎストライプ と 親父ブルースブラザーズ「バージン・ブルース」@こまばアゴラ劇場

作・演出:大池容子
出演 中丸新将 志賀廣太郎青年団) 小瀧万梨子(うさぎストライプ/青年団
スタッフ
舞台監督:宮田公一 舞台美術:濱崎賢二(青年団) 照明:黒太剛亮(黒猿)
音響:杉山碧(ラセンス)  演出助手:亀山浩史(うさぎストライプ)
制作:金澤昭(うさぎストライプ/青年団) 赤刎千久子(青年団
スチール:岡崎写真館 宣伝美術:西泰宏(うさぎストライプ) 
芸術監督:平田オリザ 技術協力:鈴木健介(アゴラ企画) 制作協力:木元太郎(アゴラ企画)

青年団志賀廣太郎さんと大池容子が外部の舞台で一緒をしたことがありそれ以来懇意にしていた中丸新将さんはいずれも桐朋学園大学短期大学部演劇専攻の出身。志賀さんは2期生。中丸さんは一つ下の3期生だった。中丸さんは大学当時から志賀さんのことを知っていたがこれまで一緒に芝居に出たことはなく、なんとか生きているうちにやりたいというのを聞いたうさぎストライプの大池容子が青年団の先輩でもある志賀に声をかけ、うさぎストライプの劇団員でもあり、これもやはり桐朋学園大学短期大学部の出身である小瀧万梨子も参加させて男2人女1人の三人芝居として上演することになった。
重厚な配役の布陣だが、内容の設定は相当以上におかしい。大池容子という人は一見真面目で大人しそう人見えるが、それでいて大先輩の俳優を招いてこんなぶっ飛んだ芝居をやらせるというのはどこか隠れたこころの闇のようなものを持っているのだと思った。
それは前回作品の「みんなしねばいいのに」*1でも微かに見え隠れはしていたのではあるのだが、今回は白日のもとにさらされた感がある。
 2人の父親が一緒に1人の娘を育てて、その娘が結婚式を挙げる話という風に最初に聞いた時にまず最初に思ったのはLGBT、性的マイノリティなどの用語も一般化されつつある現在ではあるからゲイのカップルの話かなということであった。そういう話であるのなら米国の映画であった気がするし、日本でも渋谷区が事実上の同性婚を認めるなど全くない話ではない時代になりつつある。
 しかも、その2人の父親にはいずれも「普通でない」ところがあるといい、志賀廣太郎が演じている男の方には女性のような乳房がある。

*1:「みんなしねばいいのに」http://d.hatena.ne.jp/simokitazawa/20161024