下北沢通信

中西理の下北沢通信

現代演劇やコンテンポラリーダンスなど様々な文化的事象を批評するサイト。

川上未映子×マームとジプシー MUM&GYPSY 10th Anniversary Tour vol.2

川上未映子×マームとジプシー MUM&GYPSY 10th Anniversary Tour vol.2「みえるわ」@渋谷WWW

テキスト 川上未映子
「先端で、さすわさされるわそらええわ」「少女はおしっこの不安を爆破、心はあせるわ」「夜の目硝子」「戦争花嫁」「治療、家の名はコスモス」「冬の扉」「水瓶」「まえのひ」
*1
など

演出 藤田貴大
出演 青柳いづみ

衣装
「先端で、さすわ さされるわ そらええわ」
ヒグチユウコ

「少女はおしっこの不安を爆破、心はあせるわ」
ANREALAGE

「戦争花嫁」
suzuki takayuki

「治療、家の名はコスモス」
overlace

「冬の扉」
malamute

「水瓶」「夜の目硝子」
l i r o t o

設立10周年を迎えたマームとジプシーの10th Anniversary Tour vol.2 として、2018年1月から3月にかけて小説家・川上未映子との共作を巡演いたします。本作品では書き下ろしを含む川上未映子の複数の詩を青柳いづみというひとつの身体を通して、演劇に立ち上げていきます。2013年に東京で初演を迎えて以降、東京国際文芸フェスティバルのクロージングへの招聘や全6都市を巡るツアー、 美術展への出展など多岐にわたる活動を経て今回またあたらしい作品として生まれ変わります。ぜひご期待ください。

MUM&GYPSY 10th anniversary year 特設サイトはこちら

[東京]1月31日(水)-2月3日(土)|WWW 
1.31(wed) 19:30 2.1(thu) 19:30 2.2(fri)14:00/19:30 2.3(sat)14:00
2/2 19:30の回の終演後に川上未映子と藤田貴大によるアフタートークを実施。
ご予約 4,000円 当日券 4,500円(+ドリンク代500円)




川上未映子×マームとジプシー「みえるわ」@渋谷WWW観劇。川上未映子の詩を青柳いずみが朗読リーディング。青柳の存在感はチェルフィッチュの時によく見せる女優という佇まいではなく、ある時には速射砲のようなフレージングで叫び、別の時には小声で囁く。川上未映子のテキストも通常のマームとジプシーとは全然違う。もうひとつの相貌といっていいが意外と相性はいい。
 2014年の川上未映子×マームとジプシー「まえのひ」について「マームとジプシーは昨年も数多くの公演をこなし健在ぶりを示したのが独り芝居でありながらパンクミュージシャンのライブを思わせた川上未映子×マームとジプシー『まえのひ』」(新宿・風林会館)が圧倒的に素晴らしかった」と書いたが、パンクロッカーのようなというのは今回も同じ印象。歌を歌うわけじゃないが、会場がライブハウスに変わり、BGMに激しい音楽を重ねてかぶせていることもあり、パンクライブ感はより強まっているかもしれない。

川上未映子×マームとジプシーの共作『みえるわ』 全国10都市を巡演
先端で、さすわさされるわそらええわ
水瓶

*1:「まえのひ」simokitazawa.hatenablog.com