レニングラード国立バレエ「白鳥の湖」(フェスティバルホール)を観劇。
作曲/チャイコフスキー、台本/V・ペギチェフ、V・ゲルチェフ、振付/M・プティパ、L・イワノフ、改訂演出/N・ボヤルチコフ、美術/V・オクネフ、衣装/I・プレス
オデット/オディール:スヴェトラーナ・ギリョワ ジークフリート:ドミトリー・ルダチェンコ
ロットバルト:マルト・シェミウノフ 王妃:ユリア・ザイツェワ 家庭教師:アンドレイ・ブレグバーゼ
パ・ド・トロワ:アナスタシア・ロマチェンコワ, タチアナ・ミリツェワ, デニス・ヴィギニー
大きい白鳥:イリーナ・コシュレワ, タチアナ・ミリツェワ 、アリョーナ・ヴィジュニナほか
小さい白鳥:アンナ・フォーキナ, ナタリア・ニキチナ, タチアナ・クレンコワ, ヴィクトリア・シシコワ,
スペイン:エレーナ・モストヴィヤ
ハンガリー:ナタリア・オシポワ, アンドレイ・クリギン
マズルカ:エレーナ・エフセーモワほか
2羽の白鳥:オリガ・ステパノワ, イリーナ・コシュレワ
レニングラード国立バレエの「白鳥の湖」は同一のバレエ団の同じ演目のうち一番見た回数が多い演目である。こういうのを見るとこのバレエ団の特に若手の女性ダンサーがどんどん力をつけてきてダンサーの層の厚さが増してきているのが感じられて嬉しい。以前はこの「白鳥という湖」の演目の特殊性もあって主役のオデット/オディール以外にはあまり目がいかない感じだったのが、今回は パ・ド・トロワなどもちょっといいなと思ってキャスト表に目をやると アナスタシア・ロマチェンコワ, タチアナ・ミリツェワとほかの公演では主役も踊るプリマクラスのダンサーがキャスティングされているのであった。
今回の注目は日本では今シーズンの公演で初めてオデット/オディールに抜擢されたスヴェトラーナ・ギリョワ。まだまだ、踊りには繊細さという意味では課題が残る印象があるものの、背の高い大柄なダンサーでダイナミックな動きには迫力が感じられた。