『実験と対話の劇場 - 新しい人 / 出来事の演劇 -』@東池袋あうるすぽっと 玉城大祐 演劇計画・ふらっと
○参加アーティスト:演劇計画・ふらっと、 / シラカン /関田育子 / 玉城大祐
○キュレーション:松田正隆○主催:フェスティバル/トーキョー
いま、ここで、生まれ続ける「演劇」を捕まえる
劇作・演出家で、立教大学でも教鞭をとる松田正隆が4組の若手アーティストに声をかけ、自身も強い関心を寄せる「出来事の演劇」をテーマにした実験と対話の場をひらく。
参加するのはいずれも、劇や空間設計の文法そのものを自覚的に利用、解体、再構築する20代のつくり手。本企画では、それぞれが60分以内の作品を創作、2組ごとに発表し、ゲストを交えたディスカッションにものぞむ。
目指すのは、単に戯曲の言葉を再現するのではない、その時その場で生まれる現象=「出来事」としての上演。それはまた、「戯曲を書き、上演する」という、ごく当たり前にも思える行為を解きほぐし、再検討することにもつながる。言葉、身体、空間、観客……演劇を構成するさまざまな要素、その間にある力学をいかに利用し、免れ、出来事を起こすか――。つくり手と観客双方に新しい知覚、思考をもたらす探求と実践がここに始まる。