ATSUNORINZ(アツノリンズ)ライブ@渋谷duo MUSIC
佐々木敦規、宗本康兵、神保彰、佐藤純平、高橋名人、高木晃、古谷直己、廣瀬詩央里、TAKUYA、ma☆rron、やまもとひかる
ももクロライブの演出を手掛ける演出家、佐々木敦規の率いる素人バンドがATSUNORINZ(アツノリンズ)。その初めてのライブである。
素人バンドとは書いたが、佐々木敦規を含む主なメンバーはももクロライブを支える裏方の人たちで、それをキーボードにダウンタウンももクロバンドのバンドマスターを務める宗本康兵、ドラムに世界的な知名度を持つドラマー神保彰と日本を代表するようなミュージシャンが参加、サポートしている。
2.横須賀ストーリー(廣瀬詩央)
素人バンドではあるのだけれど、皆広い意味で音楽畑の仕事をしているひとたちだけあって予想外にレベルが高かった。しかも、ゲストボーカルが佐々木敦規の事務所所属の女優で普段は舞台を中心に活躍している廣瀬詩央はまあいいとしても、他はダウンタウンももクロバンドに参加しているTAKUYA、コーラス隊のma☆rronとモノノフなら名前は知っていても歌を本格的に聴くのは初めてではないだろうか。
特にTAKUYAはギターは持たずにビートルズ楽曲でU2などのカバーでも知られる「HELTER SKELTER」、ディープ・パープルの「HIGHWAY STAR」の2曲をみごとなハイトーンで歌い上げた。JUDY&MARY時代からのファンでも滅多に耳にしたことはないレアもので、これを聴いただけでもある意味元が取れたのではないかと思う。
場内にはひょっとしたらももクロメンバーの誰かが来るのではないかと期待してのももクロファンの姿も多かったようだが、ma☆rronと廣瀬詩央のツインボーカルによりももクロ曲2曲も披露され、ついにはアンコールでは佐藤純平へのコーチ役として会場入りしていたやまもとひかるもサプライズゲストとして神保彰らとのセッションでカシオペアの「YUUYAKE」を演奏。ふたりのアイコンタクトが本当に楽しそうなのを見られたのがこの日の最大の収穫かもしれない。
4.ビートルズ「ヘルタスケルター」(TAKUYA:ボーカル)
5.ディープ・パープル「ハイウェイスター」(TAKUYA:ボーカル)
6.ももクロ「黒い終末」(ma☆rron、廣瀬詩央:ボーカル)
アンコール
1. カシオペア「YUUYAKE」(やまもとひかる:ベース)
2.ももクロ「さらば愛しき悲しみたちよ」