下北沢通信

中西理の下北沢通信

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TEAM SHACHI(シャチ)/ Spectacle Streaming Show "ZERO"@YOUTUBE(2回目、アーカイブ最終日)

TEAM SHACHI(シャチ)/ Spectacle Streaming Show "ZERO"@YOUTUBEアーカイブ最終日)

 バンド、ブラス隊と最強の布陣で臨んだ無観客ライブ。ももクロは「キング・オブ・ライブ」と自ら名乗り、ライブを主戦場としてきたが、ことライブという枠組みでの戦闘力ではひけを取らない実力を持っていることを改めて見せつけた感がある配信であった。ももクロやたこ虹など他のスタプラグループの多くが有料配信を行う一方で、TEAM SHACHIはあらかじめクラウドファンディング*1で1000万円を超える資金をファンに募ったうえで、誰もが見られる無料配信とした。しかも、Youtubeだけではなく、スペシャTYなど複数のチャンネルで同時配信をしたことで、これまでTEAM SHACHIを知らなかった一般の人や離れていたチームしゃちほこ時代の元ファンらに大きなアピールが出来たのではないかと思う。
 地方のアイドルとして名古屋応援アイドル的な色彩を強く打ち出してきたチームしゃちほこ時代は「首都移転計画」「恋人はスナイパー」のように名古屋イメージを前面に打ち出したコミカル味のある楽曲が多かったが、TEAM SHACHIに変わった後はブラスによる生演奏をフューチャーしたバンド感の強い音楽に主軸を変更。とはいえそれは「なんとなくそうだ」という感が強かった。この日発表された 「SURVIVOR SURVIVOR」とそれに付随するオープニング映像はしゃちほこから、今度は「最強の海洋生物」シャチ(ORCA)のイメージを強調する。「冥界からの魔物」「自分よりも遥かに大きな相手さえ喰らい尽くす」「個を好まず群れを尊重する」「強い連帯感のもとに皆が集いメスが率いる」「海洋哺乳類最速」「持久力を備え全速前進で目標に到達する」「天敵は存在しない」「海を掌握する者たち」とシャチの特徴が次々と列挙したうえで「THIS IS TEAM SHACHI」と力強く宣言する。「SURVIVOR SURVIVOR」はその宣言を体現したような楽曲。そこから、怒涛の進撃が始まった。

TEAM SHACHI TOUR 2020 ~異空間~:Spectacle Streaming Show ”ZERO” [2020.07.28]

01. SURVIVOR SURVIVOR

02. DREAMER

03. Hello, TEAM SHACHI

04. ROSE FIGHTERS

05. わたしフィーバー

06. You!

07. よろしく人類

08. カラカラ

09. シャンプーハット

10. かなた

11. Rocket Queen feat. MCU

12. Rock Away with ヒダカトオル

13. なくしもの with ヒダカトオル

14. BURNING FESTIVAL

15. こだま

16. ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL

17. We are...

18. Cherie!

19. グラブジャムン

20. 眠れないナイNIGHT!

21. AWAKE

22. START

23. 抱きしめてアンセム

24. MAMA

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