下北沢通信

中西理の下北沢通信

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たこやきレインボー メンバー全員卒業

たこやきレインボー メンバー全員卒業


大阪に拠点を置くアイドルグループ「たこやきレインボー」が実質的な解散を発表した。「充電期間を経て、5人で新たなプロジェクト立ち上げる予定」とはあるが、この唐突感のある発表の仕方、さらに解散でも無期限活動休止でもなく、配信ライブの最後にこういう形で発表したのは通常ベースではない何らかの形での異変があったのかもしれないと感じる。正直言ってアイドル関連ではももいろクローバーZ有安杏果の突然の卒業が発表されて以来の衝撃である。
 メンバー5人のたこやきレインボーをメンバー5人全員が卒業というのはどういう意味なのか?大阪営業所の若いメンバーを集めてたこやきレインボーというグループと使用楽曲は継続させながら、自分たちはまったく新しいコンセプトのグループを作るということなのだろうか。
 芸能活動という意味では関西でそれを継続するということに限界を感じていたかもしれず、東京に拠点を移すというのは考えられることではあるが、いろいろ想像はするけれども現時点では分からないことが多すぎる。充電期間をへて戻ってくると言っているが、それがどれくらいの期間になるのかは分からないし、新ユニットが何らかの形で立ち上がるとしてもavexとの契約は白紙になってしまうのだろうなと考えている。レギュラー番組が打ち切りになり、セレッソとの契約も解消されたのもグループの解散がらみがあったのかなとも思うが、現在テレビレギュラーのある堀くるみを除けばソロの仕事はほとんどない状態で、そちらが引き金になったことも考えられる。いずれにせよ昨年予定していた全国ツアーがコロナですべて中止にならなければそこで集客を増やして、もう少し上のステージに行けてた可能性もあり、コロナが今回のような決断に大きく関係していることは確かであろう。
 メンバーは今後の展望について前向きなコメントをしているのが救いといえば救いだが、新ユニットの発足の具体的な内容が明らかにならないと希望的観測だけではなかなかファンとしても前向きにはなりにくい。たこ虹の最大の魅力はたこ虹ハウスだったと思うのでそれがなくなってしまうのが寂しい。誰か映画として残してくれないだろうか?

いつもたこやきレインボーを応援していただきありがとうございます。

本日、Youtubeでの無料生配信ミニライブ「ありがとうたこやきレインボーです」にて発表させていただきました通り、清井咲希、堀くるみ、根岸可蓮春名真依彩木咲良は、5/9(日)大阪 南港ATCで開催予定のフリーライブ「オーバー・ザ・たこやきレインボー」をもって、「たこやきレインボー」を5名揃って卒業いたします。

なお、たこやきレインボーを卒業後は、個人での芸能活動は継続しながら、充電期間を経て、5人で新たなプロジェクト立ち上げる予定です。今後の展開につきましては順次お知らせいたします。