下北沢通信

中西理の下北沢通信

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綾門優季+三橋亮太 ダブルビル公演「おまおまいういう」@アトリエ春風舎

綾門優季+三橋亮太 ダブルビル公演「おまおまいういう」@アトリエ春風舎



ともに青年団演出部所属で、日本大学芸術学部の先輩後輩の間柄でもある 綾門優季青年団リンク キュイ)と三橋亮太(譜面絵画)による短編演劇2本立て公演。綾門はずっと以前から注目している作家だが、三橋亮太の作品を見るのは初めて。三橋の作品を演出したのがかまどキッチンの児玉健吾だということもあり、気鋭の若手作家の集まった演劇企画となった。

『蹂躙を蹂躙』作・演出:綾門優季青年団リンク キュイ)
『え待って?他感作用あるん知らなくて草』作:三橋亮太(譜面絵画) 演出:児玉健吾(かまどキッチン)
【作品によせて】綾門優季
赤ん坊の頃から何者かに監禁された学は、分裂した人格、過去と現在と未来の混同、幻聴と実際の音を平等に認識するなどといった、破滅的な症状に苛まれながら大人になった。ある日、何者かを勢い余って殺めてしまった学は、家の外に生まれてはじめて出てしまう。(『蹂躙を蹂躙』あらすじ)

【作品によせて】三橋亮太
上演作品は、次の3つにて構成されています。1『#あぶらぼうず』、2『†定食の豚汁†』、3『クルミvsチーズvsパン』3つの物語はオムニバスのように見えるが通底しており、3つを合わせてひとつの戯曲として完結しています。

綾門優季
1991年生まれ、富山県出身。劇作家。キュイ主宰。2011年、キュイを旗揚げ。戯曲は「攻撃的で文語的なセリフ回し」「震災、テロ、無差別殺人など、突発的な天災・人災に翻弄される人々の様子を主なモチーフとすること」を特徴とする。2019年、第10回せんがわ劇場演劇コンクールにて、『蹂躙を蹂躙』で劇作家賞を受賞。

三橋亮太
「観客における新たな体験性(ライブ性)」を制作目的とする。
その場で生まれる体験性の濃度を高めるため、会場や土地の文脈・観客のイメージを介し、想像力が会場空間から外に広がる演劇作品を発表する。




出演
■『蹂躙を蹂躙』出演者
郡司麻衣


■『え待って?他感作用あるん知らなくて草』出演者
川端真奈(コトリ会議)
⾼橋星⾳(無名塾
鳥居彩夏

スタッフ
■『蹂躙を蹂躙』スタッフ
振付|黒沼千春(I/O Multimedia Performance Company)
ドラマターグ|伏見瞬
演出助手|工藤咲喜《東京都のみ》/池田優香(noisieeeee ⇄ project)《北海道のみ》
衣裳|なずな

■『え待って?他感作用あるん知らなくて草』スタッフ
演出助手|谷平絵梨

■共通スタッフ
音響|富山雅之
照明|緒方稔記(黒猿)
舞台監督|黒澤多生(青年団
宣伝美術|三橋亮太(譜面絵画)
舞台写真|三浦雨林(隣屋)
制作|綾門優季+三橋亮太
制作補佐|半澤裕彦(青年団)、黒澤たける
当日運営|河﨑正太郎(譜面絵画)

日時
2023年5月4日[木・祝] - 5月7日[日]

5月4日 木・祝 19:30〈A〉
5日 金・祝 19:30〈G〉
6日 土 14:00〈G〉 18:00〈A〉
7日 日 12:00〈A〉 16:00〈G〉
※全ての回で『蹂躙を蹂躙』と『え待って?他感作用あるん知らなくて草』の二本立てとなります。
※『蹂躙を蹂躙』はWキャストとなり、それぞれ〈A〉綾門優季〈G〉郡司麻衣 の出演となります。綾門優季の出演はなくなりました。

受付:開演の30分前 開場:開演の20分前
上演時間:約60分