コニー・ウィリス「航路」(上)(ソニーマガジンズ)を読了。
だいぶ以前に買ったまま放置していたコニー・ウィリス「航路」を読み始める。臨死体験を研究している研究者の物語。ここまではすごく面白い。なんで「航路」なんだろうと思いながら読んでいると、タイタニック号の話が出てきて、そうかと一応思うが、いったいこの話をどんな風にころがして、結末をつけるのか。面白いとは書いたが、これがSF小説なんだとすると半分読み終わっても、まだトバ口の感はあり、面白いとうよりはこの後、面白くなりそうな予感といった方が正確だろう。ただ、この人はこれまで読んだほかの作品にしてもリーダビリティー(続きを読ませる力)は圧倒的にあると思った。