下北沢通信

中西理の下北沢通信

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コンドルズ×あうるすぽっと 大赤字コンテンポラリーダンスフェス第2弾『可能性の獣たち2018』@東池袋あうるすぽっと

コンドルズ×あうるすぽっと 大赤字コンテンポラリーダンスフェス第2弾『可能性の獣たち2018』@東池袋あうるすぽっと

2月12日(月曜・祝日) 野獣死すべし編 17:00開演
OPアクト1 横国大学 / OPアクト2 埼玉大学
1 ブッシュマン(黒須育海)
2 トップスター
3 セッションハウス推薦枠:Contact Arts Company
4 CHAiroiPLIN(スズキ拓朗主宰)
5 古賀剛ソロ
6 マグナムマダム(山本光二郞出演)
7 OrganWorks(平原慎太郎主宰)

2018年2月11日(日曜)12日(月曜・祝日)
3回

〇スーパーバイザー:近藤良平
〇チーフアドバイザー:石渕 聡
〇MC:ぎたろー
〇プロデューサー:勝山康晴

今回はコンドルズ+あうるすぽっとの企画。観客はコンドルズのファンなのかもしれないが、例えばTPAMやF/Tには絶対こないような観客を掘り起こしていて興味深く思った。
それでいてそういう人たちにCHAiroiPLINのようによく出来たエンターテイメントを見せるだけではなく、昨年横浜ダンスコレクションのグランプリを受賞したブッシュマン(黒須育海主宰) やOrganWorks(平原慎太郎主宰)のような最新のコンテンポラリーダンスの作品まで見られるのがいい。
 さらに言えば中規模以上の劇場で公演と宴会芸的な古賀剛ソロ、マグナムマダム(山本光二郞出演)が同じラインナップに並んでいる緩急自在さもいいと思う。それにしても「踊る社長」こと古賀剛、どうやらコンドルズのメンバーでもあるようなのだが、いったい何者なんだ。
 ネタではなく本当にお金があるなら毎回出演していいから、代わりにこの企画に参加している有望な若手作家・ダンサーに古賀剛賞として奨学金でもあげて欲しいなあ(笑)。