Eine Feige ダンス映像配信 ソロダンス『うつしみ、絶え間なく』@Youtube配信
Eine Feige ダンス映像配信 ソロダンス『うつしみ、絶え間なく』
Eine Feige(木村愛子)はこまばアゴラ劇場で当初予定していたダンス公演、群舞『人はどこまで進化を望むのか?』、ソロダンス『人はどこまで進化を望むのか?』 or 『決して来ない季節』の上演をコロナ禍の状況を鑑みて断念。代わりにこまばアゴラ劇場ならびに周辺においてダンス映像作品『うつしみ、絶え間なく』を製作、映像配信することにした。
木村愛子のダンス作品は音楽に乗せて、身体のムーブメントを見せていくという類のものではなく、舞台の上でのダンサーの身体の微細な変容を同じ空間を共有する観客に体験させていくという種類のダンスだ。作品は前半ほとんど何の音楽もなく、パフォーマーの息遣いだけが聞こえるというようなものであり、ダンサーがやろうとしていること具現化しようと考えていることを汲み取るには実際の生の舞台でさえ、相当以上に研ぎ澄まされた集中力が必要な類の作品である。映像を見るとこの木村愛子というダンサーが鍛錬された肉体を持ち、それを舞台で舞踊として演じるだけの優れたスキルを持っていることは理解できるのだけれど、身体の微細なあり様を汲み取ることは映像を通してではかなり難しいという風に思えた。
もしかしたら、劇場などで映写された映像作品として見ていればもう少し違う印象を受けたのかもしれないが、小さなパソコン画面からでは作品の真価を受け取ることは困難であったかもしれない。
ダンスにもいろいろあるが、こういう種類のダンスはやはり生で観たかったというのが正直な感想だ。
9月19日(土)から予定しておりましたEine Feigeの新作群舞『人はどこまで進化を望むのか?』同時上演ソロダンス『人はどこまで進化を望むのか?』 or 『決して来ない季節』の公演につきまして、東京都での新型コロナウイルス感染症の感染状況を受け、カンパニー側の意向から、公演形態、演目の変更が決定致しました。
【変更前】
9月19日(土)~22日(火) Eine Feige
新作群舞『人はどこまで進化を望むのか?』
同時上演ソロダンス『人はどこまで進化を望むのか?』 or 『決して来ない季節』【変更後】
<無観客上演>Eine Feige ダンス映像配信
◆新作ソロダンス『うつしみ、絶え間なく』(一般・支援会員ともに無料公開)
撮影場所:こまばアゴラ劇場
公開期間:10月8日(木)~
<無観客上演>
Eine Feige ダンス映像配信
新作ソロダンス『うつしみ、絶え間なく』振付・出演:木村愛子
撮影・編集:深田隆之
撮影場所:こまばアゴラ劇場こまばアゴラ劇場で制作した、初のダンス映像作品。
昨年より予定していた生の舞台公演は、コロナ禍という状況の中で、残念ですが見送らざるを終えませんでした。
未だ終息の兆しが見えにくい状態がつづいています。しかし、だからこそ見えてきたことも少なくありません。眼の前にある等身大の自分自身の、これまでとこれからについてのソロダンス。こまばアゴラ劇場の息づき。
現在の姿、うつしみとは何なのか。また同時に、2019年10月『季節外れの呼吸をするとき』の公演映像も、10月18日(日)までの期間限定で公開しています。
Eine Feigeダンス公演『季節外れの呼吸をするとき』 https://youtu.be/nMj-_Qzew_I
こちらも合わせてご覧頂けますと幸いです。最後になりますが、このような公演形態の変更を快く受け入れサポートして下さいました、こまばアゴラ劇場、そのスタッフのみなさん、一緒に作品制作をしてくれた映像の深田隆之さんをはじめ、様々な面において助けてくれた強力なスタッフ陣に、心より感謝を申し上げます。
振付・出演:木村愛子
撮影・編集:深田隆之
照明プラン:南香織
音楽:平田もも子
演出助手:田村芽衣
協力:中村友美、上田茉衣子、山添平、和泉柚葉、横溝りん芸術総監督:平田オリザ
技術協力:黒澤多生(アゴラ企画)
制作協力:蜂巣もも(アゴラ企画)企画制作:Eine Feige /(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
主催:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
助成:文化庁文化芸術振興費補助金 (劇場・音楽堂等機能強化推進事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会