ITSUKIフェス FINAL@LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)
玉井詩織がコロナ感染で欠席。周りは大物ばかりのなか、3人でパフォーマンス。史上最大のピンチかと思ったが、周囲を見渡せばほとんど我が軍みたいなものではないか。
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考えてみれば加山雄三フェス2019での場外茶番とサプライズ出演の時に五木ひろしとの絡みがあったはずだが、五木とはあれ以来だろうか。ファイナルと題したこの日はその時飛び込みでバックダンサーを務めた前田亘輝(TUBE)も出演。和田アキ子もその時場外で絡んだのを思い出した。田原俊彦、デーモン閣下は氣志團万博以来だろうか。いずれにせよ初日を見る限り、このフェスはももクロの出番以外でも他の出演者との絡みがあるようだ。初日はナインティナイン・岡村隆史と絡んで一緒にMAXの曲「TORA TORA TORA」*1を歌ったようだが、きょうはどうか。川上アキラ氏が無理してブッキングしたのは年末のももいろ歌合戦に向けて、このフェスで複数の関係者にオファーしたいとの色気があるのではないか。その意味ではNHKに出演しない限り、岡村は有力かもしれない。
さて、それでは実際に参戦した2日目(FINAL)はどうだったか。上演のスタイルとしては都内のホールで開催し、出演者が2~3曲ずつ歌っていくというのは松崎しげるの「黒フェス」に近いのだが、芸人をMCにいれ(この日は爆笑問題)でコラボなどショー的な要素が強いのが特徴だろうか。ももクロには昔からこうしたフェスで短時間でダンスを覚えて踊ることができるという強みがあったが、最近は歌もかなり歌えてバックコーラスもできるようになっているので、地味な役割でも活躍の場は多くなっている。
テレビ放映(BSテレビ東京)が後ほどあるということを意識してか、選曲を前日とはまったく変えてきた。前日は「行くぜっ!怪盗少女」を何と五木ひろしも参加したバージョンで歌ったが、この日は「ロードショー」で分かりやすく、現在のももクロを見せた後、「クレヨンしんちゃん」の主題歌でファン以外にも知名度が高いと思われる「笑ー笑」を披露した。
コロナ感染による玉井詩織が欠場3人による参加となり、最初は見慣れないフォーメーションに「3人だと随分隙間があるなあ」などと余計なことを考えたりした瞬間もあったが、すぐにそうした印象はどこかに行ってしまった。会場はペンライトの数を勘案するとももクロファンも多く、アウエーという感じでもないのだが、最近のももクロライブ定番曲とではあるものの一般的な知名度はあまりないと思われる「ロードショー」でも周囲のももクロ目当てではない観客も巻き込んでいく。この曲はアップテンポで乗りやすい曲だが、アイドルファン以外でも盛り上がりやすい曲だということもあって私の隣の聖飢魔IIファンだと思われた女性もいきなりフルスロットルでの盛り上がりを見せてきた。2曲目は「笑ー笑」。最近のしんちゃんファンによる投票でも関連楽曲のランキングで2位に入っていたが、子供の運動会などでもよく使われる楽曲ということもあり、この曲も盛り上がった。最近のバズり曲として佐藤輝明の登場曲として阪神ファンに大人気らしい「吼えろ」とTik Tokで海外でもバズっている「笑顔百景」もあるのだが、この日はどちらも歌わなかった。
ゲスト:清塚信也、武田真治、田原俊彦、デーモン閣下、村治佳織、ももいろクローバーZ、和田アキ子 、爆笑問題、前田亘輝(TUBE)
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