映画「いとみち」（横浜聡子監督）＠ユーロスペース
青森県を舞台にした越谷オサムの小説「いとみち」を横浜聡子監督がオール青森ロケで映像化。とはいえ、映画を見に行くことにした一番の原動力は福士賢治、長谷川等、そして現在は青年団演出部にいる山田百次ら青森県を拠点にした劇団「弘前劇場」*1の元所属俳優が出演し懐かしい顔を見せてくれていることだ。
映画製作的にはエキストラ扱いなのか、映画の公式サイトの配役表には名前がないのだが、彼らは日本を代表する現代演劇の劇団であった弘前劇場の中心メンバー（長谷川等は劇団員ではないが、常連の客演で準劇団員的存在であった）であったが、東京に出てきて劇作家、演出家、俳優として活躍している山田百次を除けば、弘前劇場が事実上活動休止状態となった2010年代以降はその雄姿を見ることができずに寂しい思いをしていたのだった。
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