ももクロ結成５０００日ライブ「ももいろクローバーZ 13周年記念コンサート～再び、その先へ～」@幕張メッセ

ももクロ（ももいろクローバーZ）のファンクラブ（AE会員）限定ライブ。設立13周年かつ結成5000日を記念するライブとして、ももクロの設立以来ここまでの歴史を感じさせるようなセットリストとなった。
とはいえ、コロナ禍のなかでその開催が二度も延期され、ようやく開催にこぎつけたこともあり、最初の３曲「On Your Mark」「stay gold」「Z伝説〜ファンファーレは止まらない〜」はいずれも応援歌的な色彩の強い楽曲で、そうした苦境のなかでも頑張る人々に対するエールのようにも感じた。
　そして、その後のこの日のライブの主題は５月にリリースされることが発表されている新アルバム「祝典」の前に、ももクロがこれまでリリースしてきたアルバム曲をリリース順に数曲づつピックアップして披露するといういわばベスト盤的な内容。とはいえ、ファンクラブライブということもあり、これまであまり披露されたことがなかったり、ひさびさの披露となったレア曲も織り交ぜてのセトリとなった。
　１stアルバム「バトル＆ロマンス」からは「Z伝説」のみだが、今回披露したのは４人体制になってから作り直した「Z伝説〜ファンファーレは止まらない〜」であるため、実質的には最初期の曲というのはほとんどないが、目玉といっていいのは「５th　DIMENSION」から選んだ「NEO STARGATE」「サラバ、愛しき悲しみたちよ」「Z女戦争」。４人体制以降では披露される機会は限られているが、当時の歌唱力では楽曲のポテンシャルを表現しきれていなかったものをブラッシュアップして「今のももクロ」で披露した「NEO STARGATE」は過去最高のパフォーマンスだったと思う。
　２枚同時発売となった「アマランサス」「白金の夜明け」には良曲も多いのだが、曲数も多いこともあってある時期には頻繁に披露されても気が付くとあまり歌われなくなっている曲も多い。「サボテンとリボン」「WE ARE BORN」もそうした楽曲であーりんのソロコンや氣志團万博などのフェスではやられったり、フォーク村で歌われたことはあるが、もももクロの単独ライブということになるとこのサイトの過去記事を検索する限りは「春の一大事」で毎年披露されていたものの黒部でのライブを最後に２年間春一が延期となっていたこともあり、それ以来のワンマンでのパフォーマンスとなっていた。「カントリーローズ」も動物キャラの形態模写がダンスにはいった演劇のような要素が魅力的な楽曲だが、ずいぶんひさしぶりに見ることができたような気がする。
　

セットリスト
1.On Your Mark
2.stay gold
3.Z伝説〜ファンファーレは止まらない〜
4.NEO STARGATE
5.サラバ、愛しき悲しみたちよ
6.Z女戦争
ーMCー
7.サボテンとリボン
8.WE ARE BORN
9.ゴリラパンチ
ーChan映像ー
10.イマジネーション
11.カントリーローズ
ーMCアルバム「祝典」発表ー
12.ロードショー
13.GODSPEED
14.MORE WE DO!
（モニタリングドッキリ企画）
15.吼えろ
16 PLAY!
ー本編終了ー
アンコール
17.BUTTOBI!
18.走れ！
ーMCー
19.笑ー笑〜シャオイーシャオ〜
20.クローバーとダイヤモンド