ももいろクローバーZ 10th Anniversary The Diamond Four -in 桃響導夢DAY2@東京ドームTDFの覚悟＝Youtube配信

やっぱ、かっけぇ！【ももクロ】overture in 桃響導夢

【ももクロ】桃響導夢Day2メンバーの挨拶

[DAY2] 2018年5月23日(水)＜THANK YOU SOLD OUT!＞
TDFの覚悟
両日共通：open 16:00 / start 18:30 / (21:00終演予定)
※当日の公演内容によって終演時間が前後する場合がございます。

ももいろクローバーZ「ももいろクローバーZ 10th Anniversary The Diamond Four -in 桃響導夢-」2018年5月23日
東京ドームセットリスト
SE. overture ～ももいろクローバーZ参上!!～
01. Z伝説～ファンファーレは止まらない～
02. マホロバケーション
03. BIONIC CHERRY
04. ゴールデンヒストリー
05. ココ☆ナツ
06. DNA狂詩曲
07. 桃色空
08. DECORATION
09. 行くぜっ！怪盗少女 -ZZ ver.-
10. ゴリラパンチ
11. 全力少女
12. 労働賛歌
13. コノウタ
14. 笑ー笑～シャオイーシャオ！～
15. 吼えろ
16. 『Z』の誓い
17. 青春賦
＜アンコール＞
SE. ENCORE OVERTURE
18. 今宵、ライブの下で
19. クローバーとダイヤモンド
20. あの空へ向かって

　コロナ感染対策でアイドルのライブ活動ができなくなるという極限的な状況の中でももクロ陣営はメンバーらによる自宅、事務所などからの生の映像配信などの活動を続けてきたが、今回は２年前開催の10周年記念ライブ「ももいろクローバーZ 10th Anniversary The Diamond Four -in 桃響導夢DAY2」をyoutubeで配信することになった。ももクロ以外の他のアーティストでも過去のライブ映像はレコード会社や事務所の旗振りで期限限定でネット公開するということは増えてきており、スターダストプラネットのグループを例にとってもavex所属のたこ虹（たこやきレインボー）が期間限定でライブ映像を公開している。同様のことはももクロを卒業しソロになっている有安杏果も行っている。ただ、そうした例と今回のももクロが違うのはすでにDVDになっているライブを１回だけ、しかもアーカイブをいっさい残さないという形で公開したことだ。
　今回配信でライブを見て改めて感じたのは今回のライブ配信はピーク時には３万数千人が同時に視聴していたわけだが、それをモノノフや場合によってはそれ以外の人たちとリアルタイムで同時体験でき、さらにYoutubeやtwitterなどでリアルタイムで視聴者のコメントを読むことができることで、違った形での臨場感を楽しむことができたことだ。
　サービスとしては一定期間ライブ映像を見ることができるようなサービスの方が観客へのサービス度は高いように思える。しかし、両者は似ているが非なる体験ではないかと思った。ライブの放映時間自体は３時間程度。ももクロのライブとしては短い方といえるが、かなり長い尺が必要であり、これがDVDやアーカイブ的な映像で見るとすると、特に家で見る場合には途中で何度も止めてしまったりしがちである。今回はあえて生配信に近いような形で配信することでより実際のライブ参加に近いような臨場体験を楽しむことができた。
　反響も結果的によかった。twitterのランキングで国内１位を獲得することができ、ランキング入りをきっかけにファン以外の視聴者も獲得することができたようで、ファンサービスとともにプロモーション手段としても新機軸となったのではないかと思う。
　このライブは現地参加もしているのだが、ライブ自体の出来栄え、そして最後の夏菜子をはじめとするメンバー挨拶など見どころが多かった。滅多に起こることがないが、ももクロにとっての特別な瞬間に期せずして巻き起こる「世界のももクロNO.１」のコールは十年目という区切りの時だからこそ感慨があった。その後の挨拶は杏果がいなくなった時の夏菜子の絶望感が本当に率直に語られており、月日がたった今見ても心に響くものがあった。twitterの書き込みを見て驚いたのはそれはモノノフ以外の人やこの映像で初めてももクロライブを見た人にさえ届く力があったということで、こういうことこそももクロの最大の強みだと思う。
　５人時代以前のライブ映像は流さないのであろうから、次に希望するのは「5th ALBUM『MOMOIRO CLOVER Z』SHOW at 東京キネマ倶楽部」*1の映像の配信である。NHKの　「ロードショー」「天国のでたらめ」の２曲の新曲がテレビ放送されてももクロの最新形の一端を披露することができたが、新アルバムをそのままショー仕立てで披露したこのライブを見ることがあればファン以外の人のももクロへのイメージを一変させる力を秘めていると思うからである。