同時代リーディングプログラム『ベンチのためのPLAYlist』@吉祥寺シアター
2022年3月1日(火) 〜 3月28日(月)
私たちがそこに座っているために吉祥寺シアターの通りに面した木製のベンチ。このベンチは開館当時から、劇場の利用者だけでなく、多くの方が立ち寄り、一休みする憩いの場所でした。しかし、新型コロナウイルスの流行により、市内の他の公園や公共施設のベンチ同様、吉祥寺シアターのベンチについても、使用の可否が取り沙汰され、その存在意義が問われることとなりました。吉祥寺シアターの2021年度最後の企画では、改めてこの「劇場のベンチ」について考えるための作品を制作します。
今回は合わせて8名の作家に「シアター前のベンチで聴くためのテキスト」を寄稿していただきました。それぞれ5~10分ほどのテキストを、4人の俳優が朗読します。構成・演出は「もしもし、シモーヌさん」(2021年YPAMフリンジ)他、『電話演劇』の作品を多く手掛ける「かもめマシーン」主宰の萩原雄太さん。美術、空間デザインは建築家の福留愛さんです。
期間中、シアターのベンチにいくつかのテーブルが設置されます。テーブルには電話機がセットされているので、指定のダイヤルを回してください。昼と夜、それぞれの時間帯に合わせて4つの音声作品を聞くことができます。もちろん、電話を掛けずにテーブルを利用していただいても構いません。皆さま譲り合ってお過ごしください。
[昼のプレイリスト テキスト]
犬飼勝哉 瀬尾夏美 武本拓也 中島梓織
[夜のプレイリスト テキスト]
大崎清夏 五所純子 佐々木中 得地弘基
[出演]
安藤朋子 伊藤新 キヨスヨネスク 清水穂奈美
[構成・演出]萩原雄太
[美術・空間デザイン]福留愛(iii architects)
[電話制作]立原充泰
[主催・企画製作]吉祥寺シアター
(公益財団法人武蔵野文化事業団)