「AYAKARNIVAL 2023」DAY1@EX THEATER ROPPONGI
ももいろクローバーZの佐々木彩夏(あーりん)主催のアイドルフェス*1が「AYAKARNIVAL」*2である。今回が5回目だが、おそらくこのフェスを最初に開催した時から意識していたのが指原莉乃主催の「ゆび祭り」でそのアイドルフェスにはハロープロジェクトから「Buono!」が出演。3大アイドル事務所であるAKB、スタダ(ももクロが所属したスターダストプロモーション)が一堂に顔を揃えたが、同様の顔合わせをあーりんの力により実現することができた。
Juice=Juiceもケガをしていた2人も舞台左右の椅子に座っての形となったが、この日のパフォーマンスに参加。ハロプロを代表してこのライブに出演するということの意味を感じさせるパフォーマンスを堂々と見せてくれた。Juice=Juiceについては「デビューしてまだ間もないころにメンバーが主演してアイドルを演じていたテレビドラマを見たことがあるが、その時にはもっと人数が少なかった気がするが。いつの間にこんなに人数が増えたんだ」というのが第一印象となるぐらいハロプロの中でもこれまであまり接点がなかったが、おそらくデビュー以来のライバルで対バンも多かったアンジェルム(スマイレージ )や憧れの存在だったモーニング娘。と違いJuice=Juiceとももクロとの関係性はこれまでは薄く、それが逆にこのAYAKARNIVALに彼女らを招聘した理由だったかもしれないと思う。
パフォーマンスとしてはシンクロ度が目立つある時期以降のモーニング娘。とは違いトータルの完成度の中にもそれぞれの個人技も生かしたようなパフォーマンスが魅力的で、楽曲の幅ではかなりの違いがあるようだが、歌唱力の高さや人数の印象もあってスタダの中で比べると私立恵比寿中学やいぎなり東北産に近い部分があるのかもしれない*3。
それでもこの日のハイライトはAKB48の柏木由紀(ゆきりん)とあーりんがふたりでコラボして歌った「大声ダイヤモンド」だった。ももクロも無名時代によくライブでもカバーして歌ったことのあるおなじみの楽曲で、それを現役メンバーでこの楽曲のオリジナルにも参加していたゆきりんと二人だけで歌ったのはある意味「夢を実現した」瞬間だと思う。話を聴いてほかの3人のメンバーがどれだけ悔しがることかと思うと、ぜひとも年末のももいろ歌合戦で今度は4人との共演を実現してほしいところだ。
柏木由紀もあーりん同様にソロコンで横浜アリーナを埋めた実績もあり、ソロ曲だけのセットリストにすることもできるはずだが、この日は「ポニーテールとシュシュ」「Everyday、カチューシャ」など誰もが知るグループのヒット曲をソロ歌唱で連続して歌唱するようなセトリ。口には出さないが「48」グループのプライドを背負い単騎乗り込んできた部分はあるのだと思う。
ただ、あーりん同様にゆきりんにもアイドル業界全体を盛り上げるために引っ張り続けたいという気概が感じられ、最後にあーりんに自分も頑張るから先にやめるなよというような言葉を投げかける場面もあり、この二人のアイドルに関する思いの強さに思わずぐっときた。
#AYAKARNIVAL2023
#柏木由紀 セトリ
M1 言い訳Maybe
M2 Everyday、カチューシャ
M3 呼び捨てファンタジー
MC
M4 ショートケーキ
M5 てもでもの涙
M6 カッコ悪い I love you
M7 遠距離ポスター
MC
M8 ポニーテールとシュシュ
MC
M9 大声ダイヤモンド
https://youtu.be/ZwMZ1UWNFzk
佐々木彩夏
www.youtube.com
www.youtube.comJuice=Juice(ハロープロジェクト)
www.youtube.com
2023年6月16日(金) / 6月17日(土)
会場:EX THEATER ROPPONGI[出演者]
DAY1:柏木由紀(AKB48) / Juice=Juice / 佐々木彩夏
DAY2:ExWHYZ / きゅるりんってしてみて / FRUITS ZIPPER / 佐々木彩夏
*1:simokitazawa.hatenablog.com
*2:simokitazawa.hatenablog.com
*3:若いメンバーを加えて新生Juice=Juiceを作っていこうという過程にあることを考えるとやはりエビ中と比べるべきかもしれない