下北沢通信

中西理の下北沢通信

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ミステリとして「柔らかく搖れる」を読み解く ぱぷりか「柔らかく搖れる」(2回目)@こまばアゴラ劇場

ぱぷりか「柔らかく搖れる」(2回目)@こまばアゴラ劇場


「父親の死の真相」というのがこの作品の中核にあるのではないかと1回目の観劇後のレビューで書いた。今回はそれを踏まえての2回目観劇である。

作・演出:福名理穂
いつだって家の近くでは川の音がしていた。
川の流れは止まることなく、ただただ静かに溺れていく。
田舎の閉塞感と依存し合う家族を広島弁で描く*1

第66回岸田國士戯曲賞受賞作品、キャストを新たに再演。


ぱぷりか
福名理穂により2014年旗揚げ。
主に会話劇を中心とし、人との繋がりで生まれる虚無感を描く。
「孤独な気持ちを抱えていても本当は一人ではなかったり、歳を重ねても大人になりきれない人々」を描き、観た後に人の温もりを感じるような作品を作りたいと奮闘している。
第5回公演『柔らかく搖れる』(2021年)で、第66回岸田國士戯曲賞受賞。
webサイト:https://www.paprika-play.com/

出演
井内ミワク(はえぎわ)、池戸夏海、江藤みなみ(avenir'e)、大浦千佳(劇団チーズtheater)、荻野祐輔
岡本 唯(ぱぷりか)、佐久間麻由、篠原初実、富岡晃一郎、山本真莉

スタッフ
舞台美術:泉 真
音響:佐藤こうじ(Sugar Sound)
照明:山内祐太
舞台監督:岩谷ちなつ
演出助手:山田朋佳
イラスト:三好 愛
宣伝美術:中北隆介
宣伝写真:矢野瑛彦
インターン:池谷 咲、川﨑夏実、湯浅映璃子
制作:込江 芳、林 紗弥、半澤裕彦

柔らかく搖れる

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