ロロが高校生に捧げるシリーズ いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三高等学校vol.7「本がまくらじゃ冬眠できない」@早稲田小劇場
この雪が止むまで、図書室にいよう。テーブルを本でいっぱいにして、つまみ食いみたいにちょっとずつページをめくりながら過ごそう。朝についての印象的な書き出しからはじまる女子高生の話、気だるそうな主人公が日常のちょっとした謎を解いていくミステリー、異世界に転生したら全部うまくいくファンタジー。お気に入りのセンテンスを拾い集めながら代わる代わる本を読んでいく。そのうちウトウトしはじめて、気づいたら睡眠。夢の中でも物語は続いてて、物語たちは混ざり合う。目覚めたら、春になってるわけがない。
脚本・演出|三浦直之