下北沢通信

中西理の下北沢通信

現代演劇やコンテンポラリーダンス、アイドル、ミステリなど様々な文化的事象を批評するサイト。ブログの読者募集中。上記についての原稿執筆引き受けます。転載依頼も大歓迎。simokita123@gmail.comに連絡お願いします。

2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ク・ナウカ「アンティゴネ」(東京国立博物館本館前野外特設舞台)を観劇。

宮城聰の率いるク・ナウカによるギリシア悲劇、ソフォクレスの「アンティゴネ」の野外上演。この舞台は横浜での6月のプレビュー公演の後、7月にギリシア・デルフィ古代競技場で上演したものを日本に帰ってのいわば凱旋公演として上演した。

五反田団「いやむしろわすれて草」(こまばアゴラ劇場)を観劇。

作・演出 前田司郎 照明:岩城保 宣伝美術:藤原未央子 イラスト:前田司郎 制作:端田新菜 出演: 兵藤公美[青年団]:高木一美 望月志津子 :高木二葉 端田新菜[青年団]:高木三樹 後藤飛鳥 :高木春菜 志賀廣太郎[青年団]:高木幸太郎 山本由佳[むっちりみ…

五反田団とク・ナウカ

東京にて注目の劇団の公演2本を観劇。ク・ナウカの「アンティゴネ」は野外劇で次の日の維新派「キートン」と合わせて、東西にわたり2日連続の野外劇の観劇となる。

ポツドール「ANIMAL」(Jangle independent theater2)を観劇。

ポツドール初の関西公演。ラディカルにして刺激的という意味では今年見た舞台のなかではチェルフィッチュと双璧である。面白かった。詳しい感想は舞台が終わってからにするけれど、騒音のように音楽(ヒップホップ)が流れ続けるなか、聞こえない台詞を想像…

「スティーブ・ウッドバリー展」(ギャラリーH.O.T)を見る。 「奥田文子展」(ギャラリーwks)を見る。 「森本考現展」(シティーギャラリー・ホワイトキューブOSAKA)を見る。 「山田美季展」(Oギャラリーeyes)を見る。 「GRID」ーMAYAKAN〜ロビンソン…

ポツドール「ANIMAL」は傑作

観劇の前に西天満(老松町周辺)のギャラリーを周る。

本町周辺のギャラリー

西山美なコ個展「illumine」(児玉画廊)を見る。 「植松圭二展」「森佐代子展」(信濃画廊)を見る。 現代美術がしょぼいのか。それともギャラリーの展示だとこんな風にしょぼくなってしまうのか。西山美なコ個展、植松圭二展は実力のある作家の個展でいず…

現代美術はしょぼい?

本町周辺のギャラリーを3箇所はしごして回る。

トリのマーク「方々の庭」@ 京都・西陣ファクトリーGarden

トリのマーク「方々の庭」(京都・西陣ファクトリーGarden)を観劇。 トリのマークの京都公演は町屋風の多目的アートスペース、西陣ファクトリーGardenの空間=写真右上は終演後の風景=を生かしたいかにもこの集団らしい舞台であった。全体としての不条理感…

トリのマーク京都公演「方々の庭」

現代思想の最後の巨人ともいうべきジャック・デリダが死去*1。この機会に積読になっていた著書を掘り出して読み返してみようと思う。 *1:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041009-00000513-yom-int

京都クリエイターズミーティング4 展覧会 "PlayTime"*2

岡澤理奈、竹内創、泊博雅、softpad、intextの5組のアーティストが参加してのコラボレーション。

ダンス批評の可能性

京都芸術センターのクリエイターズミーティング「ダンス批評の可能性」に参加。 ○ダンス批評の可能性 第1部ダンス批評とは? パネリスト:堤広志(演劇・舞踊ジャーナリスト/「バッカス」編集発行人)、武藤大祐(美学/ダンス批評)、山下残(振付家/ダンサー) ○…

JCDN巡回公演「踊りに行くぜ!!」in栗東

JCDN巡回公演「踊りに行くぜ!」(栗東芸術文化会館さきら)を見る。 中島由美子(広島)/たかぎまゆ(東京)/白井剛(東京)/福岡まな実(大阪)の4組。 中島由美子 『とべた、とべたよかあさん』 たかぎまゆ 『UNDERGROUND CHEER LEADER』 白井剛 …

丹野賢一/NUMBERING MACHINE+石川雷太「026-METAL」が中止

本来はこの日2本のダンスプログラムを見る予定であったのだが、このうち丹野賢一/NUMBERING MACHINE+石川雷太「026-METAL」(栗東芸術文化会館さきら)が中止。維新派が台風のため2日間公演中止になっていたので、すでに中止の情報は入っていて、当然台風…

維新派「キートン」初日が台風のため中止

見るはずだった維新派「キートン」(大阪南港野外特設舞台)初日が台風のため中止。野外公演に荒天中止はつきもの。寒い11月を取るか、台風のリスクを覚悟して10月を取るかは維新派の野外公演にとっては永遠の課題というべきアポリアではあり、仕方ないこと…

トリのマーク京都公演「方々の庭」(西陣ファクトリーGarden)のお知らせ

トリのマーク京都公演「方々の庭」(西陣ファクトリーGarden)いよいよ公演日が近づいてきたのでもう一度再掲載します。この集団にはコミュニティーアートの要素もあり、演劇ファンだけじゃなく、美術ファンや関係者にもぜひ見てもらいたい集団です。先週聞…

珍しいキノコ舞踊団「Flower Picking」@愛知・長久手文化の家

珍しいキノコ舞踊団「Flower Picking」(愛知・長久手文化の家)を観劇。 珍しいキノコ舞踊団「Flower Picking」を見るのはびわ湖ホール、ホテルクラスカに続き3度目になるが、前回の2公演は場所に合わせての公演だったので劇場用ピースとしてのこの作品を…

珍しいキノコ舞踊団「Flower Picking」(愛知・長久手文化の家)

藤本由紀夫「美術館の遠足8/10」(西宮市大谷記念美術館)を見る。 毎年1回この時期に開催されている1日だけの藤本由紀夫の個展である。これまで藤本の作品はギャラリーなどでは何度も見たことがあったが、それは小さな作品である場合が多くて、あまりピン…

藤本由紀夫「美術館の遠足8/10」

少年王者舘「こくう物語」@一心寺シアター倶楽

少年王者舘「こくう物語」(一心寺シアター倶楽)を観劇。 鈴木翁二の「こくう物語」が原作となった新作ということだったが、実際にはやはり鈴木翁二原作を以前劇化した「マッチ1本の話」を基に「こくう物語」の要素を挿入した改訂版的新作となった。しかし…

「SOUND×VISION 2004」@graf gm

「SOUND×VISION 2004」(graf gm)を見る。 映像と音楽の組み合わせによる作品を区切られた部屋で見る展覧会。参加アーティストは コーネリアス×グルーヴィジョンズ バッファロー・ドーター×小谷元彦 ヤン・イエリネック×カール・クリーム [ディーンストステ…

少年王者舘「こくう物語」