アメフラっシがアイドルフェスで躍進 rock field girls live vol.1＠TSUTAYA O-WEST
渋谷のTSUTAYA O-WESTで開催された小規模なアイドルフェス。目当てのアメフラっシが３番目の登場であったため、その前にパフォーマンスを行ったYUMEADO EUROPEとアルテミスの翼は見ることができた。YUMEADO EUROPEは夢見るアドレッセンスの妹グループということのようだったが、発足したのが４月ということで、まだほんの新人と言ってもいい。それゆえ、その次にアルテミスの翼が登場した時には歌もうまい子が何人かいるしなかなかの実力派アイドルだなとも感じた。いずれもももクロの外周ライブなどでもよく見かけるタイプの生歌によるライブパフォーマンスが特徴だ。
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だが、こういう言い方をすると上記2グループに対して語弊があることを承知で言うと登場するやいなやアメフラっシは前述のグループと比べ物にならないほどのパフォーマンスにおけるポテンシャルがある*1ことを見せつけた。人数がわずか４人であるのに声による音圧がまったく違う。しかも、激しいダンスを伴っているにも関わらず歌に微塵の乱れもない。格の違いが歴然としているのだ。ももクロの周回ライブで他のアイドルと競演するのは何度も見ているがその時には頑張ってるとは思っていたが、そういうことを感じたことは一度もなかったから、やはりこれはコロナ禍以降の成長の度合いの大きさがうかがえるのではないかと思った。
考えてみればTSUTAYA O-WESTはアメフラっシが昨年11月にワンマンライブを行った会場でもあるのだが、その時点ではかろうじて「メタモルフォーズ」はあったが、最近のライブで定番曲になりつつある「BAD GIRL」「MICHI」「Staring at You」はなかった。これらの楽曲はそれぞれ全く異なる曲想ながら歌唱力、ダンスの実力を見せつけ、強く観客を引き付ける力を持つと思う。愛来、萌花、はなの表現の安定感は特筆すべきものだが、この日一番に感じたのはゆづの歌の進歩。他の三人とそん色がないなどと言えば語弊があるが、声のアイドル的な魅力もあり、ゆづはゆづの個性があり、それがあってのアメフラっシと思わせるものであった。強力な武器を手に入れ、いまこそ攻勢をかける時だとの思いを強くした。
この企画始まる前とグループが入れ替わる間の時間に延々とアメフラっシの楽曲のみが流れ続けていて、気が付かなったがスタダ関連の企画だったのかな？rock fieldって何だろうと不思議に思っていたら、rock fieldは日本コロンビアのアイドルセクションだったようだ。アメフラっシがメジャー契約するならキングレコードだと勝手に思い込んでいたが、この異常なまでの推され方。日本コロンビアからメジャーデビューの可能性も少しはあるのかしら*2。とはいえ、調べてみたがここは所属するグループの数がいくらなんでも多すぎると思う。
アメフラっシ
rock field girls live vol.1
TSUTAYA O-WESTM1 Rain Makers!!
M2 メタモルフォーズ(飛可)
MC 自己紹介
M3 BAD GIRL
M4 雑踏の中で
M5 MICHI
M6 Staring at You
出演者 まねきケチャ , ナナランド , BenjaminJasmine , アメフラっシ , アルテミスの翼 , YUMEADO EUROPE
日 程
2021/5/17(月)開演日時 17:30
販売元
株式会社ロックフィールド
*1:ただ、アイドルの魅力はそこだけにはないので、他のアイドルのファンがアメフラっシに惹かれるかどうかは別の問題だ。他のアイドルのパフォーマンスを見てこれはもう同じアイドルといってもジャンルが違うのではないかとも思わされた。アイドルファンよりバンドのファンなどの方がアメフラっシに惹かれる可能性は高いかもしれない。あるいはアイドル界的にはタブーかもしれないが、アメフラっシなら男性ダンス＆ボーカルグループとの対バンもありえるのではないか。
*2:popnroll.tv アメフラッシは特別ゲストという枠だったようだ。メジャーデビュー前のグループがその枠で呼ばれるというのは契約への色気がレーベル側にあるのかどうかは不明だが、一定以上の評価は得ているということなんだろう。
