下北沢通信

中西理の下北沢通信

現代演劇やコンテンポラリーダンス、アイドル、ミステリなど様々な文化的事象を批評するサイト。ブログの読者募集中。上記についての原稿執筆引き受けます。転載依頼も大歓迎。simokita123@gmail.comに連絡お願いします。

「かわいい」から弾き語りまで ハイスペックの鈴木萌花生誕ライブ AMEFURASSHI 鈴木萌花生誕祭『♪21st Moeka PULLPULLPULLLIVE♪』どのもえかが好き?@赤羽ReNY alpha

AMEFURASSHI 鈴木萌花生誕祭『♪21st Moeka PULLPULLPULLLIVE♪』どのもえかが好き?@赤羽ReNY alpha


「可愛くてごめん」

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バレンタイン・キッス

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いろんなタイプの曲を披露してくれるのがAMEFURASSHIの生誕祭の面白さだ。歌姫タイプの鈴木萌花だが「可愛い」に全振りするとこういう歌も歌えてしまうのが面白い。スターダストのアイドルを代表する歌姫といえばももクロ有安杏果エビ中柏木ひなたがいるが彼女たちは照れ屋で、恥ずかしさが先にたって、こういうアイドルアイドルした歌を歌うということはあまりなかったのではないか。萌花だけではなくAMEFURASSHIが面白いのは、普段はK-POPアイドルやアーティスト系のガールズポップグループとして見てもカッコいいの最先端の楽曲を披露しているのに、やらせれば生誕祭の最初の2曲HONEY WORKS「可愛くてごめん」や国生さゆり「バレンタイン・キス」のようなアイドルソングも違和感なく歌え、そういう曲も見事にはまっちゃうところだろう。
 続いてはフォークデュオ「あいらもえか」として披露していた宇宙まおの「Snow poppins」をこの日は萌花ソロとして披露。AMEFURASSHIは愛来と萌花の二人が弾き語り「あいらもえか」として活動していた時期もあり、単独のライブも何度か行うなどオリジナル曲の持ち曲の数も少なくない。だが、最近はSHOW ROOMで萌花が時折行う弾き語り配信で1~2曲をまじえることはあってもあまり楽曲が披露される機会はなくなっている。この日はそうしたレパートリーから萌花が唯一作詞作曲した「キミみたく」も弾き語りコーナーでひさしぶりに披露したが、企画ものとして歌に特化したライブも手掛ける時にこういう楽曲も活用していくのも面白いのではないか。特にあいらもえかを頻繁にやっていた数年前とくらべると歌唱力が格段に向上しているだけに今の歌唱力で聞いてみたいと思う。

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「キミみたく」(1:40ぐらいから)

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 今回のライブではここから新曲でAMEFURASSHIの楽曲としては珍しくアイドル曲に振った「Batabata Morning」を国内初披露。これは初めてポップな映像を背景にして歌ったのがしっかりはまっていて魅力的だった。

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 実は「Batabata Morning」の後も2曲ほど歌割りがちゃんとあり、ダンスも入った楽曲が続き、「ひょっとして新曲?」と思ってしまったほど彼女らにフィットしていたのだが、これはどちらもNiziUの楽曲のカバーだったようだ。曲を知らないこともあったが、これはコピーというよりはかなりAMEFIRASSHI流にアレンジされていたのではないかと思う。そもそも歌い方が全然違うというか、NiziUの歌い方がところどころ舌足らずなのに対して、AMEFIRASSHIはよりソリッドであり、NiziUの原曲を聞いたうえでもう一度聞きなおしてみたいと思うほど印象が違って聞こえた。

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 弾き語りのゾーンも萌花のライブの重要な構成部分だが、何といっても驚かされたのはONE OK ROCKをカバーしたことだ。この曲も初めてここで知った。英語で始まるので最初洋楽カバーだと思ったのだが、途中で日本語詞も出てきたがいい歌だと思った。

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 とはいえ、今回のライブのハイライトとなったのはアンコールの後のエレキギターを弾きながら歌った楽曲群。なかでも自分たちの曲「グロウアップ・マイ・ハート」をメンバーを招き入れて演奏したのは本当にカッコよくて感動させられた。この日は収録音源でギターのみ生演奏だったのだが、この日の演奏を見てしまうといつかメンバーだけで演奏するAMEFURASSHIBANDも見てみたいと思わされたのだ。このグループはいろんなことができそうでそういう楽しみが大きいのだが、グループが売れて大きな会場で集客できるようにならないとできないのできないので、そこが悩ましいのである。
 最後の曲は新曲で萌花のソロ曲「SNOW DROP」だった。あいらもえかにはソロ的な楽曲はあったはずだがAMEFURASSHIとしてのソロ曲は初かもしれない。ポップな曲調の良曲で、楽曲製作は自ら依頼したらしいから、どういう経緯でだれに発注したのかが知りたいところだ。


 

2/11
会場:赤羽ReNY alpha
時間:open 16:30 / start 17:00
チケット
一般チケット スタンディング ¥4,500(税込・入場時別途ドリンク代)
女性エリアチケット スタンディング ¥2,500(税込・入場時 別途ドリンク代)えU-25チケット スタンディング ¥2,500(税込・入場時別途ドリンク代)
FC先行
1/17(火)12:00~1/23(月)23:59
プレイガイド一般発売
1月31日(火)18:00 https://eplus.jp/ameflash/


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