20歳の国「長い正月」@こまばアゴラ劇場
作・演出:石崎竜史
「人生は短い。この正月は長い。」
東京。とはいえ多摩村。神社のとなりのちっぽけな酒屋。
時代の流れも生も死も、受け入れた時にはちょっと遅い。
戦争が終わってカラオケが流行っても、バブルが終わってコロナが流行っても、
歌い明かせなくとも、踊り明かせなくとも、
いつだって家族は、新年を迎える。家をどうにか守りながら。20歳の国、6年ぶりの劇場公演は、とある家族の100年を定点観測する、ささやかな大河劇。
青春劇ばかりをお届けしていた私たちも、家族について考える歳になりました。生きるのがヘタな家族のありふれた正月の中に、”劇的”を見出そうと思います。よいお年をお迎えできる演劇に、あけましておめでたい演劇にしますので、劇場でも配信でも、世界中どこからでもご来国くださいませ。
20歳の国主宰・石崎竜史
20歳の国
2012年、石崎竜史のソロユニットとして結成。2016年、劇団化。ドラマ・ポストドラマ双方へのカウンターを感じさせる「ベタな物語からもポストドラマからも取りこぼされる、ありふれた高校生」を描いた青春群像劇を多く創作。近年は、テーマを青春に限定せず「ありふれた人生」に劇的を見出す演劇を創作している。主な受賞歴は、2013年、佐藤佐吉演劇賞最優秀作品賞、2014年、MITAKA“Next”Selection15th 選出、など。
出演
菊池夏野
Q本かよ
熊野晋也
櫻井成美
田尻祥子
埜本幸良(範宙遊泳)
藤木陽一(アナログスイッチ)
山川恭平(Peachboys)スタッフ
美術:坂本遼
音響:池田野歩
照明:松田桂一
舞台監督:久保田智也
宣伝美術:藤尾勘太郎
スチール:金子愛帆
マイム指導:細身慎之介(CAVA)
配信:ニュービデオシステム
制作協力:新居朋子
企画協力:佃直哉(かまどキッチン)
劇団員:古木将也・湯口光穂