『AYAKA NATION Special Edition「VIP ROOM A⁺」』@Zepp Haneda
以前から同じソロライブであっても他の3人のソロライブとあーりんのソロライブは質が違うと声を大にして主張してきたけれど、それがはっきりと示された感のあるライブだった。AYAKA NATIONはあーりん自らの発案・演出によるショウであるというのが私の主張だったわけだが、ライブとしてのクオリティーという意味では直近の玉井詩織のソロコンは極めて質の高いライブであったが*1、それはあくまで音楽ライブであるのに対して、今回の『AYAKA NATION Special Edition「VIP ROOM A⁺」』@Zepp Hanedaはブロードウェーのミュージカルショウを思わせるような総合エンターテインメントの傑作であった。
冒頭の3曲(「Lady Cat」「Ladybird」「Bunny Gone Bad」)ではこれまでのももクロ界隈では禁じ手であるようなセクシーな衣装をまとい、プロのポールダンサーと一緒にポールダンスを披露、観客の度肝を抜いた。
続いてはDJに扮してダンサーらとともにももクロ楽曲をHIPHOP系のダンス振り付けに合わせて群舞も交えたノンストップメドレー(Z女戦争~サラバ、愛しき悲しみたちよ~DECORATION~Z女戦争)として展開した。
今回の選曲の一番の特徴はそれぞれの場面で欲しい楽曲に合致しそうな楽曲を自分のソロ曲、ももクロの楽曲と区別することなく採用したことではないか。特にももクロの楽曲において、今年は夏のワンマンライブがなかったこともあり、それまで生で披露する機会があまりなかった新アルバムの楽曲もソロバージョンで披露。さらに男女のダンサーを起用して、群舞のシーンを中心に振り付けもほとんどがこの「VIP ROOM A⁺」のための特別な新振り付けと差し替えていた。AMEFURASSHIのライブで以前プロのダンサーを起用した時に一部のファンでメンバー以外のダンサーなんか見たくないと反発していた人がいたが、あーりんとアメフラでは格が違うとしてもここまで圧倒的なものを見せつけられればその種の雑音はかき消されてしまうわけで、これこそあーりんの真骨頂なのであって、さらにあつのりんらがもしやれば叩かれかねない演出も本人が本人の強い意志でやったということがひしひしと感じられれば文句のでようもないわけで、今回のライブを見てつくづく思ったのは一度あーりん総合演出のももクロワンマンライブを見てみたいということであった。
Welcome to AYAKA NATION Special Edition「VIP ROOM A+」
01. Lady Cat
02. Ladybird
03. Bunny Gone Bad
04. A-RIN NEW SCHOOL HIP HOP メドレー(produced by A.G.O.)(Z女戦争~サラバ、愛しき悲しみたちよ~DECORATION~Z女戦争)
05. 桃照桃神
www.youtube.com06. リバイバル
07. Girls Meeting
08. Memories, Stories
09. 追憶のファンファーレ
www.youtube.com10. レディ・メイ
11. Guns N' Diamond
12. ロードショー
<アンコール>
13. あーりんは反抗期!
14. あーりんはあーりん♡
15. 空でも虹でも星でもない
16. だって あーりんなんだもーん☆