下北沢通信

中西理の下北沢通信

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豪の部屋 ケラリーノ・サンドロヴィッチ@Youtube

豪の部屋 ケラリーノ・サンドロヴィッチYoutube

 有頂天、ゴーバンズ筋肉少女帯等が在籍してたPCMという事務所時代のこぼれ話やナゴムレコードの話など音楽関係のいろいろヒドイ話が中心だが、かつて一度だけ自分もプロデュースを受けた秋元康氏に聞かれたという女優としての前田敦子大島優子の話題*1も少し。
 さらにもっと短い話題だが、ケラ脚本を上演した乃木坂46の話からの流れでももクロの下町コメディのことと楽曲提供したチームしゃちほこ(現在のTEAM SHACHI)*2のことにも言及している(1:23:25ぐらいから)。もっともその話の直後には町田町蔵町田康)のデタラメ話になるなど話題の流れはきわめてカオスなのだが、面白い。
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 実はももクロとケラについては以前このような文章を書いたことがある。映画「幕が上がる」で平田オリザと出会う前のころである*3

仕事をしてもらいたいもうひとりの演出家はナイロン100℃ケラリーノ・サンドロヴィッチKERA)である。こちらも昨年上演された「かもめ」ではニーナ役の蒼井優の魅力を存分に引き出すなど若い女優の起用には定評がある。ただ関わるとしてもいのうえとは異なり、もう少し先にメンバーが全員学校を卒業してソロの活動もある程度できてという時期に、全員一緒にではなくて「だれかひとりを使ってほしい」と思っている。彼もやはりこれまで芝居に女性アイドルを出演させて舞台女優としての新たな魅力を引き出してきたが、実は永作博美はこちらにも出演している。作品は「下北ビートニクス」。資金難に陥った小劇場劇団をなんとか存続させようと奮闘する制作担当者を演じて、その後テレビに映画にと大活躍していく契機となった。

simokitazawa.hatenablog.com
演劇作家としてのケラについてはこちら。
simokitazawa.hatenablog.com

*1:ただし、ファンの人が聞いて怒らないようにあらかじめ断っておくと、どちらのこともよく知らないけどという前提で話している。

*2:電気グルーヴメンバーのCMJKの紹介で曲を書くことになったと話している。CMJKたこやきレインボーと一緒に活動して配信ライブも行ったたこ虹にやさしいお兄さんなどと認識していたが、うかつなことに元電気グルーヴの人との認識はなかった。

*3:さらに白状すればケラ以外の公演の休憩中の戸外の喫煙所のような場所でだったのでケラは記憶してはいないだろうが、ケラ本人に直接いつかももクロのメンバーを舞台に使ってほしいと直訴したことさえある。演劇評論家なのにおかしなことを言い出す人だと呆れられたかもしれない。引用した文で永作博美の話を出しているのは念頭にあったのが、有安杏果だったからなのだが。