下北沢通信

中西理の下北沢通信

現代演劇やコンテンポラリーダンス、アイドル、ミステリなど様々な文化的事象を批評するサイト。ブログの読者募集中。上記についての原稿執筆引き受けます。転載依頼も大歓迎。simokita123@gmail.comに連絡お願いします。

小野晃太朗新作公演「おわれる」@こまばアゴラ劇場

小野晃太朗新作公演「おわれる」@こまばアゴラ劇場

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小野晃太朗という人の作品を見たのは初めてだ。日大芸術学部の出身で2020年に『ねー』で第19回AAF戯曲賞大賞を受するなど戯曲賞の受賞歴はあるが、どうやら劇団やプロデュースユニットの主宰はしていないようで、コロナ禍の状況下で

戯曲・演出:小野晃太朗
2015年に書いた短編戯曲『通過』をつくりなおします。
これは、まだわたしがトーンポリシングという言葉を知らなかった頃。感情的になってもいい、感情は否定できない。感情にまつわる諸々を包括して肯定したいという思いと、でも、落ち着いて言葉をかわしたいという矛盾や葛藤から書いたもので、部屋の中で繰り広げられる、目に見えるもの、見えないもの、
もうなくなってしまったものや、これから先に思いを馳せていく、ささやかなお話です。

小野晃太朗(おのこうたろう)
劇作とドラマトゥルクをメインに活動。
日本大学芸術学部演劇学科劇作コース卒業。
最近気になることは、治療と鎮痛の違い。
2020年に『ねー』で第19回AAF戯曲賞大賞を受賞。

出演
毛利悟巳 新田佑梨(青年団) 矢部祥太

スタッフ
舞台監督:鐘築隼
照明:井坂浩(青年団)・伊藤侑貴
音響:おにぎり海人(かまどキッチン)
記録撮影:歌川達人
宣伝美術・広報:トモカネアヤカ
演出助手・制作助手:村田千尋
プロデューサー:松岡大貴