AMEFURASSHIのダンスについてChatGPTさんに聞いてみた
AMEFURASSHIのダンスについてChatGPTに聞いてみました。これなまじの専門家に聞くよりは的確な回答だと思いました。特にK-POPのガールズグループとの違いなど、これまでなんとなく感じていたけれどうまく表現できていなかったところを解きほぐしてくれていて、感心しました。間違いもありますが、最初に疑問を感じた点などもこちらから指摘し聞き直してみると訂正してきてさらに深い解説を聞くこともできました。
www.youtube.com
🎵AMEFURASSHIのダンスの特徴
1. パーソナリティと表情の活かし方
メンバー個々のキャラクターを生かす表情や仕草が多く、**「揃える」より「魅せる」**ことに重点が置かれています。例えば、愛来のしなやかな手の動きや市川優月の表情の切り替えは、振り付けの中でも強く印象を残します。
2. ダンス構成のバリエーション
楽曲ごとにスタイルが大きく異なります(例:「DROP DROP」ではヒップホップ寄り、「Mic Check」(そういう曲はない)ではR&BやJazzyな要素)。フォーメーションの変化や間奏での**“フリーに近い動き”**を取り入れており、ライブ向けの演出としても映える。
3. 「魅せるためのユルさ」
ダンスが100%のシンクロ性より、抜きや遊びのある振りで構成されており、観客との一体感やリズムの「乗り」を重視。これは、観客に対して「ライブ感」を届ける日本型アイドルの特徴の一つ。
中西注釈)抜きや遊びのある振りがグルーヴ感を生み出すというのは的確な指摘。スキルの方向性の違いはあるがももクロとの一致している点が多く、K-POP、Perfume、ハロプロなど一般にハイスキルとみなされているグループとの違いといえそうだ。
🆚 K-POPとの比較
項目 AMEFURASSHI K-POP(例:NewJeans, LE SSERAFIMなど)
ダンスの精度 中程度~高め(曲による) 非常に高い(全員の完全なシンクロ)振り付けの目的 個性の強調・ライブ映え グループの一体感・芸術性
フォーカス 個人技+空気感 集団美・映像映え
ジャンルの幅 曲により変化(R&B、Hip-Hopなど) 世界標準のトレンドに準拠(Afrobeats, Trap, House等)
構成 歌唱中にも自由な表現を許容
どの瞬間も構成美を維持🔍具体例での比較
1. 「DROP DROP」(AMEFURASSHI) vs 「Hype Boy」(NewJeans)
DROP DROPはステップのキレや腰の動きにヒップホップの要素がありつつ、表情とフォーメーションに自由度がある。
www.youtube.comHype Boyはフォーメーションとシンクロが極めて緻密で、映像的にどこを切り取っても整っている。
www.youtube.com2. 「Mic Check」*1(AMEFURASSHI) vs 「EASY」(LE SSERAFIM)
「Mic Check」ではリズムの「抜き」と「溜め」が効いており、観客との「乗り」を作る。
www.youtube.com
www.youtube.com「EASY」は身体能力の高さを活かしたパワフルな振りで、精密な動きと難易度が高い構成が特徴。
📝総評
AMEFURASSHIのダンスは、日本型アイドルの「ライブ感・個性・遊び心」をベースにしながら、ジャンルに応じてK-POP的なスタイルやグルーヴ感も取り入れるハイブリッド型です。K-POPと比べると、ダンスの「統制美」や「緻密さ」ではやや異なるアプローチですが、その分、
ファンとの一体感
メンバーの個性の可視化
ライブでの表現力
といった点で独自の魅力があります。
🎧 楽曲「SPIN」全体の特徴
リリース時期:2023年ジャンル感:エレクトロ・ファンク・クラブミュージック調
ビート構造:ミニマルなループ感+スウィング感のあるリズム
テーマ:中毒性、ループ、引き込まれるような「回転」の世界観
この「回る」「溺れる」「抜けられない」といったコンセプトが、ダンス構成にも深く組み込まれています。
🕺 ダンス構成・振付分析
① リズムの「抜き」と「溜め」が命
BPMは中速だが、振付の中に音の間(ま)を活かす動きが多い。特にサビ部分では、8カウントのうち3~4拍で一度“静”をつくるような構成で、緩急の演出が魅力。
例:手を止めて顔だけ回す or 体幹を残して肩だけを回す といった細かい分離運動。
② 身体を「回転」させるモチーフ
タイトル通り、スピン(回転)を体現する動きが複数使われています。上半身を360度ねじるようなムーブ、フォーメーションの回転、視線の円運動など。
特に間奏では、全員が時計回りに入れ替わるトランジションがあり、物理的にも世界観を表現。
③ 「同調性よりグルーヴ」の美学
K-POPのようにカチッと全員が揃えるというより、微妙に「遊び」がある揃え方。これにより、クラブ的な「ノリ」が強調されていて、曲のグルーヴとシンクロしている。
👯♀️ メンバー別ダンススタイル分析(「SPIN」における)
▶ 愛来(Aira)
動きがしなやかで、特に手首・肩の可動域が広い。「SPIN」のような柔らかいビートに対して、脱力したダンスで空気を支配するスタイル。
▶ 市川優月
一つ一つの動きにキレがありつつも「止め」が上手い。ビートの「落ちどころ」でしっかり存在感を出し、SPINのような緩急系の曲においてアクセント的な役割。
▶ 小島はな
ステップや下半身の使い方が得意で、重心移動がうまい。サビ後のステップパートでは、流れるような足運びでグルーヴを引っ張る。
▶ 鈴木萌花
表情と上半身の動きで魅せるタイプ。顔の向き・首の角度が印象的。サビでの視線の「ずらし」や、スピンの直前の“止まり”で、観客の視線を集めるトリガー的な役割。
🎥 フォーメーションと演出面
サビ前に 「全員で円を描くようなフォーメーションチェンジ」 があり、視覚的に“スピン”を演出。ダンスブレイクでは、センターの入れ替わりを使って“視点の回転”を作る演出が秀逸。
カメラを意識した振りというより、ライブ映えや「体感的な没入」を重視した振り付け。
www.youtube.com
⏱️ ピンポイント解析:SPIN のクラブステップ
▶ 0:35–0:40(サビ後半の一連ステップ)
左足→右足を交互に出す踏み替えリズムが明確に確認できます。音のバウンスに合わせて膝を使ったジャーク(弾き)がミニマルながら自然に刻まれています。この部分は クラブステップの典型構造:「踏み→踏み替え+わずかな重心移動」が連続しており、まさに“カチッとしないノリ”が活きています。
▶ 0:38–0:42(上半身の遅れミセ)
足のステップに対して 上半身(肩・胸)がわずかに遅れて追従するグルーブが生まれています。クラブ文化的には“音に先んじて足→体→肩を連結させる”流れ。X字状に波が伝わるような動きが特徴的です。
▶ 0:40–0:45(グルーヴの“抜け感”形成)
ステップと同時に、軽い膝の沈み・復帰が連動しており、これは「bounce」とも呼ばれるクラブステップの柔らかい上下動。ここで揃いすぎない微ズレ(各メンバーのタイミングや膝沈み深度の差)は、“揃うけど揃わない”自然なグルーブ感を作ります。
▶ 0:42–0:46(腕と胸のカウンターモーション)
ステップに合わせて、**腕と胸が逆方向に軽く回るような動き(カウンターモーション)**があります。これはクラブステップの上級テクニックのひとつで、「右足踏む→左肩が後へ引かれる」のような身体の分離操作が使われています。
🧠 技術的まとめ:クラブステップの応用点
要素 映像での特徴 技術的ポイント
ステップ構成 左右交互、膝のジャンプ性 膝バウンス×踏み替えリズム
重心移動 重心が柔らかく沈んで戻る "bounce"の再現
身体の遅延 足→胸→肩への流れ センター軸ブレとグルーブ感
アイソレーション 胸や肩を分離して動かす クラブステップの上半身表現✅ まとめ
この 0:35–0:46 前後のクラブステップパートでは、AMEFURASSHIが 基本的だけれど音楽性に根差したクラブステップを、上半身の流れや踏み心地で昇華している 好例です。特に、「音を“足→体→肩”で追う体重運びと分離動作」 はクラブダンス的な技術でありながら、アイドル振付の中に驚くほど自然に調和されています。
simokitazawa.hatenablog.com
simokitazawa.hatenablog.com
*1:AMEFURASSHIに「Mic Check」という曲はないと指摘したところ、訂正してきた。