2021年度 こまばアゴラ劇場ラインナップ
こまばアゴラ劇場の2021年度の上演ラインナップが公開されている。青年団リンク キュイ「ダイレクト/ネグレクト」作:綾門優季、演出:山内晶(キリグス/青年団)、橋本清(ブルーノプロデュース)、ヌトミック新作などコロナ禍により今年度の上演予定が中止になり、来年に延期になった演目が多数並ぶ。
そんな中で個人的に注目している演目はまずはダンスでシーユーインヘル・プレゼンツ『君が忘れたダンスフェス』。今春に横浜ダンスコンペティションでグランプリを受賞した横山彰乃(lal banshees)ややはり同カンパニーのメンバーである高橋萌登(MWMW)のほか吉田拓、栗田紗采ら12組程度のダンス作品が予定されている注目のショーケース公演となるようだ。再来年1月とかなり先の公演とはなるがダンス公演ではスペースノットブランク『ウエア』『ハワワ』も原作:池⽥亮 ⾳楽:額⽥⼤志 演出:⼩野彩加 中澤陽と注目の組み合わせだ。
グループ・野原「自由の国のイフィゲーニエ」(作:フォルカー・ブラウン 翻訳:中島昭裕 演出:蜂巣ももこ)、 隣屋「オイディプス/コロノスのオイディプス(仮)」(原案:ソポクレス『オイディプス』『コロノスのオイディプス』演出・構成:三浦雨林)、柳生二千翔「Star Globe」(作:柳生二千翔)、ぱぷりか「柔らかく搖れる」(作・演出:福名理穂)などこれまでアゴラ劇場のサテライト劇場として活用されてきたアトリエ春風舎などを中心に活動してきた無燐館出身の俊英が相次ぎこまばアゴラ劇場に登場。さらなる新時代の幕開けを感じさせるような動きを見せてもらうことができるかもしれない。
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