下北沢通信

中西理の下北沢通信

現代演劇やコンテンポラリーダンス、アイドル、ミステリなど様々な文化的事象を批評するサイト。ブログの読者募集中。上記についての原稿執筆引き受けます。転載依頼も大歓迎。simokita123@gmail.comに連絡お願いします。

空宙空地「その鱗 夜にこぼれて」@こまばアゴラ劇場

空宙空地「その鱗 夜にこぼれて」@こまばアゴラ劇場

「ずいぶんステレオタイプな家族のとらえ方をするんだな」としか思えず、共感することができなかった。こういうのを「現実をシビアに描いたいい芝居」と思う人もいるんだろう。演劇表現の手法、演技も悪くはないとは思うが、残念ながら描かれる人間観についていけない。私との相性の問題かもしれないが、こういう内容を長々と描写されることにリアルもアクチャルも感じられず、ただただつらいのだった。

作・演出:関戸哲也(空宙空地)

〜私の人生は、儚くとも輝いていたのだろうか〜
愛想の悪いスーパーマーケットの従業員、常連客とその家族。
とある小さな町で、変わりばえのない毎日が 繰り返される。
彼らの人生はいつの間にか綻びが生じ、「輝くような未来」はこぼれ落ち 「こんなはずじゃなかった」が流れ 込んでくる。
平気な顔をして暮らす彼らの、人に言えない「秘密」や「葛藤」が明らかになっていく・・・
2019年初演作品をさらに練り上げてお届けする、ジェットコースターヒューマンドラマ。

出演

おぐりまさこ(空宙空地)
八代将弥(room16/16号室)
斉藤やよい
棚瀬みつぐ
暁月セリナ(オレンヂスタ)
原みなほ
山形龍平(タツノオトシドコロ)

スタッフ

舞台監督:柴田頼克(電光石火一発座/かすがい創造庫)
照明:高山皐月(高山一族)
音楽:瀬乃一郎
宣伝美術・舞台美術:studiomaco